ニューヨークタイムズも伝えた日本のコント王・志村けんさんの死

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志村けんさんの死の報は、世界を駆け巡り、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なNYでも、ニューヨークタイムズ電子版が速報で伝えたようです。メルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』の著者で『NEW YORK ビズ!』CEOの高橋克明さんは、「初めて呼吸が出来ないほど笑わせてくれた」「東村山の存在も、教会のゴスペルミュージックも、カエルぴょこぴょこも志村さんが教えてくれた」と、その死を悼みます。そして、志村さんの死を教訓に日本での感染は最小限にしてほしいと訴えています。

ニューヨークタイムズが伝えた志村けんさんの訃報

まるで身を持ってコロナの脅威を伝える為、と言えば、不謹慎と怒られるだろうか。都知事のように糾弾されるだろうか。死去を「最後の功績」と表現した言葉は確かにどうかと思うけれど、その言葉の真意は僕にはわかる気がします。(もちろん、その表現自体が批判の対象なのだとは思うけれど)

特に小池さんを庇うつもりはないけれど、稀代のスーパースターの死は、「まるで」国民全員に強烈なインパクトを残すほど、コロナの脅威を浸透させた、その結果、多くの日本人を志村さんは死を持って救ったのではないだろうか。そういう意味では、僕は発言の真意それ自体には同意します。

そう、日本一のコメディアンの死は、日本国民にとって何より衝撃だったから。日本人の意識を変えるほど、日本人に愛された人だったから。実際、30日付「ニューヨークタイムズ電子版」にも以下のように日本の国民的コメディアンの訃報を伝えました(以下、要約致します。著作権の問題もあるので、あくまで概要です)。

「新型コロナウイルスに感染して入院した日本人コメディアンの志村けんさんが亡くなり、日本人初の有名人の訃報となった。彼の死は多くの日本人に悲しみをもたらす日曜日となった。

 

70年代から始まった彼のキャリアは彼を日本で最も有名なコメディアンにした。テレビの主役だった彼の最も有名なキャラクターは、顔を白く塗ったお殿様。眉毛は特にユーモラスだった。

 

SNSでは多くのファンが、コロナウイルスの脅威を強調する。「彼の死がこのウイルスを真剣に受け止めていない日本人の態度を改めてくれることを願っている」とあるTwitterユーザーはツイートする。

 

政府の最高報道官である菅義偉官房長官も「大変残念に思う。心よりご冥福をお祈りする」と述べ、国内の感染状況について「急速な感染拡大を回避する上で極めて重要な時期だ。感染拡大防止に全力で取り組む」と強調。緊急事態宣言を出すかどうかの判断に関しては「ぎりぎり持ちこたえている状況だ」と指摘した」

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