ビジネスにおいて、成長した人が出世するという考えは至極当然。しかし、実は順番が逆の場合もあるそうなのですが、それは一体どういうことなのでしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ』では著者の佐藤しょ~おんさんが、自身の経験も踏まえ、「出世することで成長する」成功例について紹介しています。
立場が人を作る
人間の成長って、さまざまな形で現れるわけです。そしてそうやって成長した人が、出世の階段を登るモノだと考えられています。これはこれで一理はあるんですが、一理しかないところもあるんです。
成長したから出世するという方向とは真逆に、出世することで成長するという側面もあるんですよ。
現時点では、そのポストにちょっと何かが足りないという人でも、そのポストに就けることで、そのポストから何かを学んで、段々とそのポストにふさわしい人になっていくということが社会にはあります。
ま、私なんて典型的なそれでして、厳密に検証したら、私が部長のポストに就くなんてことは、平時ではあり得ない話だったわけです。というか、あれこれ理由を考え出したら、私以外にもっとふさわしい人はいくらでもいたはずなんですよ。
そこにどんな理由があったのかは分かりませんが、誰かが「あいつにやらせてみようじゃないか」って言ってくれたから、そのポストに座ることができたんですね。その時には、明確にポストのサイズの方が大きくて、ニュアンスでいうと小学生が父親のスーツを着ているような、そんな感じだったんです。
ところがそういう立場になってしまったら、否応なくその立場が要求する仕事が落ちてくるわけです。まだ私にはその案件はオーバーサイズで対応できませんとは言えません。だってそこに座っちゃってるんですから。