できないところを人に頼めば、チームも成長する
課題やゴールが明確になり、自分の果たすべき領域がわかったとしても、環境に適応できていないため難しかったり、あるいは専門外の分野だったりと、どうしても自分では抱えきれないことが出てきます。
次にやるべきことは、その部分を切り分けて、周囲の人の力を借りることです。
先ほどもお話したように、期待されているというプライドからすべてを一人でやろうとしてしまうと、どうしても評価を下げるような言動をとってしまいがちです。
ですが、自分の責任を果たしたうえで周囲に相談すれば、チームのメンバーを信頼していることが伝わります。
一人で緊急事態を解決しようとして信頼を失う行動に走るより、はるかにあなたの評価がアップするのです。
また、周囲のメンバーの間に「自分たちが助けなくては」という意識が醸成されるので、チームワークが向上するというメリットもあります。自分だけでなく周りにもよい影響をもたらすことができる方法だと言えます。
このようなステップで危機を乗り越えることができれば、それは一つの成功体験です。その成功体験が元となって、周囲から十分に信頼された状態で仕事をスタートすることができるのです。