部下へのアドバイス
あなたがこうした立場の部下や後輩を迎えたとき、上司や先輩として、どんな行動をとればよいでしょうか。
1対1で困り事についてヒアリングしたうえで、その仕事に関わる関係者を集め、会議を招集してあげることが重要です。
ヒアリング時には、部下が考える課題をまず聞きます。その方向性にズレを感じたら、適宜整理・修正してあげましょう。
加えて、上司から見たその人の強み、「この人は、ここだったら絶対やりきれるはず」と判断できる部分を見出します。
まだその職場に入ってきたばかりで、上司にも適性や能力が測りきれない場合もあるはずですが、質問しながら引き出していきましょう。
こうしたコーチングによって、本来の力を発揮させてあげるのが上司の役割です。
会議で挙がった内容をこまめに追いつつ、進捗確認などのフォローをします。
こうした上司のフォローがあれば、その部下は評価を下げるような行動を取らずに済むかもしれません。
逆に、こうしたフォローをしても、2度3度と同じようなところでつまづいてしまうようなら、本当に採用ミスだったという見極めにもなります。
今回の実践ポイント
- 評価が下がる「緊急時」に注意
- 「ここだけは守る」という領域を明確にする
- できないところを人に頼めば、チームも成長する
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