なぜ期待の新人が職場のお荷物に?入社後に評価が下がる人は「アレ」に弱い

 

部下へのアドバイス

あなたがこうした立場の部下や後輩を迎えたとき、上司や先輩として、どんな行動をとればよいでしょうか。

1対1で困り事についてヒアリングしたうえで、その仕事に関わる関係者を集め、会議を招集してあげることが重要です。

ヒアリング時には、部下が考える課題をまず聞きます。その方向性にズレを感じたら、適宜整理・修正してあげましょう。

加えて、上司から見たその人の強み、「この人は、ここだったら絶対やりきれるはず」と判断できる部分を見出します。

まだその職場に入ってきたばかりで、上司にも適性や能力が測りきれない場合もあるはずですが、質問しながら引き出していきましょう。

こうしたコーチングによって、本来の力を発揮させてあげるのが上司の役割です。

会議で挙がった内容をこまめに追いつつ、進捗確認などのフォローをします。

こうした上司のフォローがあれば、その部下は評価を下げるような行動を取らずに済むかもしれません。

逆に、こうしたフォローをしても、2度3度と同じようなところでつまづいてしまうようなら、本当に採用ミスだったという見極めにもなります。

今回の実践ポイント

  • 評価が下がる「緊急時」に注意
  • 「ここだけは守る」という領域を明確にする
  • できないところを人に頼めば、チームも成長する

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image by: Shutterstock.com

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世界MBAランキング首位のINSEADエグゼクティブMBA卒業。1998年、外資系大手ソフトウェア企業のSAPに新卒入社。30歳からマネジメントを歴任、7年連続グローバル・トップタレント選出。 2014年、日本の大手製造・流通企業ミスミグループでGMとしてグローバルDX新規事業を推進後、最先端AI/チャットの外資系IT企業、ライブパーソン(LivePerson、NASDAQ上場)の代表取締役に就任。3年間で毎年300%超成長(アジア全体売上の76%)。 2020年12月、クラウド型ネットワークセキュリティのトップ企業ゼットスケーラー(Zscaler、NASDAQ上場)にて、日本を含むアジア全体を統括する代表取締役に就任。 セミナー、企業、大学等で講師経験10年以上、受講者のべ5,000名以上。日経BP、東洋経済ほかメディア掲載多数。

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