韓国で異常事態。文在寅が自画自賛した「K-防疫」でコロナ患者急増

kp20200828
 

「K-防疫」なる言葉を用い、自国のコロナ対策の成果を世界にアピールしてきた韓国の文在寅大統領でしたが、8月の半ば以降、感染者が急増する事態となっています。今、韓国では何が起きているのでしょうか。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、医療関係者から湧き上がっている文大統領への批判を紹介するとともに、一部の医師たちによる自己中心的なストライキを、半ば呆れた視線をもって記しています。

コロナと医師のデモ

韓国のコロナ感染者が1日に10人とか5人とかという時期もあったが、最近の韓国は200人、300人を超える日だけが続いている。K-防疫と(自画自賛)してやってきたものがここへきて急激に増加傾向となっている。

その理由として、文在寅(ムン・ジェイン)政府は8月15日のキリスト教の光化門(グァンファムン)集会で拡散したとしている。しかし、専門の医師らは8月14日からコロナの増加傾向がみられることに注目し、8月15日のキリスト教の光化門集会を原因としてあげるのはおかしいと指摘している。

医療関係者らは、8月のはじめごろ、政府があまりにも急いで小集会を許可したり旅行を奨励するような現実を無視した安易な防疫対策をやったことがそもそもの原因だとしている。8月15日に感染した人は、8月20日から8月末にかけて現れるはずだ。

ちなみに、最近のコロナ感染者の推移をみてみると、

8/13 56人
8/14 103人
8/15 166人
8/16 279人
8/17 246人
8/18 297人
8/19 288人
8/20 324人
8/21 332人
8/22 397人
8/23 266人
8/24 280人
8/25 320人
8/26 441人

のようになり、8月13日までは二桁だったのが14日から三桁となり、その勢いが今日現在まで継続している。

キリスト教の光化門集会も勿論コロナ拡散の一因になっていることは確かだ。リーダー格のジョン・グァンフン牧師という人が、自分がコロナにかかっていることを知りながら、マスクを外して演説したり常識では考えられないような行動をしていたからだ。文在寅政府を糾弾するための集会だった。文在寅政府の糾弾には「むべなるかな」という部分もあるけれど、コロナの身でマスクをはずして演説するのはいかがなものかと思う。第一、感染者が外に出てくるだけでも法律違反のはずだ。今は入院治療を行っているが、治ればなんらかの罰が科されることになるだろう。

コロナに関してちょっと蛇足のような話となるが、最近、韓国内のある医師がコロナから「生還」し、SNSにコメントを書いているのを見たのだが、コロナにかかって治っても、その後遺症がハンパナイという内容だった。治れば元のように元気な体になり、さらにはコロナ免疫もできるのではないかと筆者などは考えていたのだが、実はそうでもなさそうだ。治ったとしても頭痛が続くとか髪が抜けるとか、人によってそれぞれのようだが、後遺症みたいなものがあるらしい(ない人もいるのだろうけれど)。注意してできればコロナにはかからない日々を送ったほうがよさそうだ。ワクチンの話もかまびすしいが、ワクチンができたとしても、かからないのが最善の策だと思われる。

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