「慣れが大切」とも言われる営業ですが、回れども回れども断られ、時には罵声を浴びせられたりと、心が折れそうになることもしばしばあるものです。人生の先輩たちは、そんな状況をどう凌いできたのでしょうか。今回の無料メルマガ『売れる営業マンの常識は売れない営業マンの非常識!』では著者で営業実務コンサルタントの島田安浩さんが、かつて「日本一の営業マン」の口から直接聞いたという、心に沁みる言葉を紹介しています。
良い人って絶対います!
さて、今日は「良い人は絶対にいる」って話です。
実は、私が尊敬する営業マンが、名古屋にいます。「日本一」の営業マンFさんです。日本一って言ってもいろいろいます。私も、日本一キヤノンのレーザーFAXを販売した経験があります。ただ、良く分からないような日本一もいます。このFさんは本当に日本一です。もともと、NTT販売店で日本一だった会社の、トップセールスでした。何が凄いかって、連続オーダー記録がばかばかしいぐらい凄くて、話に成らないのです。私も、現場で長くやって来たので、この記録の凄さが良く分かります。毎日、契約を上げ続ける記録ですが、私の場合は、せいぜい、1週間程度です。月間で稼働日以上のセット数というのはありますが、なかなか、契約を続けるというのは難しいです。このFさんは、2年以上も契約を取り続けた人です!「ヤバい」ですよね!?まあ、凄過ぎて、意味不明です!
このFさんと一緒に回っていた時に、
「良い人って絶対にいるんです」
「僕は、良い人を探して歩いているだけです」
こんな話をされたのが、非常に印象深かったです。
飛び込み営業でも、テレアポ営業でも一緒ですが、断りの連続なんです!まあ、営業って、悲しい仕事です。断られるために、回っているような、そんな感じがします。ただ、1日1件や2件は、良い人に会えるのも、営業の面白さです。話を聞いてくれたり、契約をしてくれたり、そう言う人って、回っていると本当にいるんです。だから、回りながら、電話をしながら、宝探しのように、良い人探しをすればいいのです。
営業ってドラマの連続です。凄まじく怒られたと思ったら、次の一件で、本当に良い人に出会えて、契約が決まったりします。こういう、ドラマを経験できるかどうかは、めげずに回り続けられるかどうかにかかっています。メンタルが落ち込んだ時や、見込がポシャッタ時なんか、「もう、回りたくないなぁ~」って思う自分がいます。そんな時に、「良い人探ししよう!良い人は絶対にいるから」そう自分に言い聞かせる。回るため、頑張って自分を動かすための、呪文として、頭に入れてください。
「良い人は絶対にいる」
間違いないです!
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