現役精神科医が教える、絶対に落ち込まない「最強の姿勢」とは?

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コロナ禍で先が見通せないこのご時世、誰しも不安にかられることはあるものです。そんな時こそ「背中をまっすぐに、胸を張るべし」というのは、現役精神科医のゆうきゆうさん。ゆうきさんは自身の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』で今回、その理由をとある心理学の実験結果を示しながら解説しています。

プチうつに効く!絶対に落ち込まない最強のバリアのポーズ!

こんにちは、ゆうきゆうです。

今回は、落ち込みそうな気分を持ち上げて、無敵になれる「バリア」のような方法についてお話します。

スペイン・マドリード大学の心理学者パブロ・ブリロンは大学生たちを対象にして、次のような実験を行いました。

まず、学生たちに様々な姿勢を取らせます。その上で「将来の仕事はどんなふうにしたいか」「どんな人生を送りたいか」等の質問をし、回答を調査しました。

その結果、「背筋をピンと立たせる」という姿勢をさせたグループは、将来に対してポジティブな発想をしました。一方、背中が丸まっていたり、うつむき気味といった姿勢を取らせたグループは、ネガティブな発想をしました。

この結果からわかること

この結果から言えるのは「姿勢は精神に直結している」ということです。

確かにどんな人も、落ち込んでいるとどんどん猫背になってきますね。そして猫背であることでまたネガティブな考えが浮かんで、さらに落ち込んで…と、ネガティブなスパイラルにはまってしまうのです。

逆に、楽しいとき・自信満々なときは明るくなりますし、姿勢も良くなります。そして姿勢を正していると前向きな発想が浮かんでくるため、さらに気持ちも明るくなり…と、ポジティブなスパイラルが起こります。

良い例として…

とても良い例として、お笑い芸人のオードリー春日さんを思い出してみてください。彼はすごく明るく、自信満々に見えますね。そのイメージは、やはり姿勢によって作られる部分が大きいのです。

そのため、ネガティブ思考になりそうなときは、強引にでもピーン!と背筋をのばしてみましょう。バリア的な効果を感じていただけるはずです。今すぐにできると思いますので、ちょっとやってみましょう。

パーン!と、背中をまっすぐに、胸を張ります。そして、この姿勢で

「もう死ぬ」

と言ってみてください。どうでしょうか。

まったく言えない、とまではいきませんが、深刻なニュアンスが薄れるのを感じていただけるはずです。どんなネガティブ発言も、まっすぐな姿勢では冗談ぽさが出てきてしまいます。反対に、背中を丸めて「俺、大丈夫」「俺はできる」なんて言っても、なんだか大丈夫じゃない気持ちになってしまうでしょう。

ですので、「ちょっと落ち込んでるな」と感じたときは、とにかくまず胸を張って姿勢を正してみましょう。これだけでもネガティブな気持ちを追い出し、無敵のバリアを作ることができます。

ここで、

「胸を張るのすらできないほど、つらい…」

そうおっしゃる方もいるかもしれませんね。でもこれは、自らネガティブを選んでいる可能性が高いです。ネガティブにはまることで、マゾヒスティックな快感を抱いているのかもしれません。

「つらくなったら胸を張る」

どうか覚えておいてくださいね。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

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【著者】 大和まや・ゆうきゆう 【発行周期】 週に1度、宝石が届きます。

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