獣医師が教えるペットの健康バロメーター「チェックすべき3項目」

shutterstock_629727047
 

当たり前ですが「最近ちょっと調子悪くて」なんてペットは言ってくれません。大切な家族の一員の変化にいち早く気づけるのは飼い主ですし、健康チェックは飼い主の務め。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤先生が、健康のバロメーター3項目を上げ、どういう部分に気をつけたらいいかアドバイス。身体を触ることも健康状態を確かめるのにはとても大切と伝えています。

家庭で簡単にできる「犬・猫」の健康チェックについて

ペットは今や「家族」ですよね。一緒に暮らす犬や猫の「健康管理」は飼い主さんの大切な役割です。「どうしたら家で簡単にチェックができるのか?目安が知りたい」とよく質問されるので、今回は「健康チェック」につて説明をしていきましょう。

1)健康チェックの「3つ」の項目

大きく分けると「3つ」の項目が健康のバロメーターとも言えます。それは「動き」「食欲」「排出」この3つです。

「動き」ですが、急に朝元気がない。呼んでもこない。お散歩に行こうとしない。など、明らかに動きに元気がない時には体調不良のSOSのサインの1つです。要注意です。

さらに「ご飯」です。食べない、食べても残してしまう。食べてしばらくして嘔吐したというのもあきらかに体調が悪い事が見受けられます。ご飯は体を支える「バロメータ」です。「ご飯」は体調を見る上での大切なポイントとなります。

続いて「排出」。尿が少ない、色や臭いが違う。下痢をする。臭い、色がいつもと違うこれも危険です。下痢をしたら、身体の水分も出てしまい「脱水症状」を起こす事も考えられます。

これらの3つの項目で1つでも変化がああったら病院にご相談ください。

2)触って「健康チェック」

身体を触るという行為はとても大切です。まず、下から首や顔、頭をなでます。目、口の中、耳などを見ていきます。その時、匂いがおかしかったら健康を崩してしまっているかも知れません。

また、身体を触って「キャン」といったり「ウー」と唸ったらそこが痛いのかも知れません。要注意です。

愛犬、愛猫の目や耳を見たり、身体を触る事はとても大切な事です。犬や猫は言葉が話せないので、泣いたり、唸ったりという事で表現をしますので注意してくださいね。そして、かかりつけ医にご相談下さい。

image by: Shutterstock.com

佐藤貴紀(獣医師)この著者の記事一覧

satoutakanoriペットは言葉が話せません。痛い時も、嫌な事も飼い主さんたちに伝える事が出来ません。このメルマガでは、そんなペットたちと一緒に快適に過ごす為にはどうしたらいいのか?そして、家庭で簡単に応用できる知識までお伝えしていきたいと思います。病気以外の事も獣医の目線から発信していきたいと思います。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス 』

【著者】 佐藤貴紀(獣医師) 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 日曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • 獣医師が教えるペットの健康バロメーター「チェックすべき3項目」
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け