当たり前ですが「最近ちょっと調子悪くて」なんてペットは言ってくれません。大切な家族の一員の変化にいち早く気づけるのは飼い主ですし、健康チェックは飼い主の務め。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤先生が、健康のバロメーター3項目を上げ、どういう部分に気をつけたらいいかアドバイス。身体を触ることも健康状態を確かめるのにはとても大切と伝えています。
家庭で簡単にできる「犬・猫」の健康チェックについて
ペットは今や「家族」ですよね。一緒に暮らす犬や猫の「健康管理」は飼い主さんの大切な役割です。「どうしたら家で簡単にチェックができるのか?目安が知りたい」とよく質問されるので、今回は「健康チェック」につて説明をしていきましょう。
1)健康チェックの「3つ」の項目
大きく分けると「3つ」の項目が健康のバロメーターとも言えます。それは「動き」「食欲」「排出」この3つです。
「動き」ですが、急に朝元気がない。呼んでもこない。お散歩に行こうとしない。など、明らかに動きに元気がない時には体調不良のSOSのサインの1つです。要注意です。
さらに「ご飯」です。食べない、食べても残してしまう。食べてしばらくして嘔吐したというのもあきらかに体調が悪い事が見受けられます。ご飯は体を支える「バロメータ」です。「ご飯」は体調を見る上での大切なポイントとなります。
続いて「排出」。尿が少ない、色や臭いが違う。下痢をする。臭い、色がいつもと違うこれも危険です。下痢をしたら、身体の水分も出てしまい「脱水症状」を起こす事も考えられます。
これらの3つの項目で1つでも変化がああったら病院にご相談ください。
2)触って「健康チェック」
身体を触るという行為はとても大切です。まず、下から首や顔、頭をなでます。目、口の中、耳などを見ていきます。その時、匂いがおかしかったら健康を崩してしまっているかも知れません。
また、身体を触って「キャン」といったり「ウー」と唸ったらそこが痛いのかも知れません。要注意です。
愛犬、愛猫の目や耳を見たり、身体を触る事はとても大切な事です。犬や猫は言葉が話せないので、泣いたり、唸ったりという事で表現をしますので注意してくださいね。そして、かかりつけ医にご相談下さい。
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