赤瀬川原平の「路上観察学会」に学ぶ、日常生活の中にネタを見つける方法

 

またも私の趣味で恐縮ですが、私が勝手にハッシュタグをつけて誰も見ていない?のにSNSで投稿している「電線クラブ」「電灯クラブ」「観雲クラブ」「葉っぱクラブ」。これを続けているおかげで、見慣れた日常、いつもの道でも飽きることはありません。一見、同じに見えても、季節や天候により、毎日、少しずつ違っているからです。しかも、電線、電灯、雲、葉っぱ…いずれも世界中どこにでもあるものなので、旅先でも飽きることがありません。

人はどうあれ、自分がそれを見つけると嬉しくなって思わず写真を撮ってしまう、誰かに見せたくなる話したくなるテーマ。それが多ければ多いほど、その人は幸せです。これが、脳のパラボラ力。

昨今は、AIのリコメンドや、自分の好みを超えてランダムに検索や選択をしつつ、このメルマガ読者の視点にも学ぶことで、脳のパラボラ力を鍛えている私。

そして、こうした自分だけのこだわりテーマを3日3か月3年と追いかけ発信しているうちに、気が付けば、そのテーマに詳しくなり、美意識も磨かれます。もっともっと究めたくなってライフワークになったとしたら、その人は幸せです。これが、心のズーム力。

◎◎クラブ的な発信をネットで続けているうちに、いつしかAIが検索に引っかかるようにしてくれ、同志も見つかり、心のズーム力も磨かれます。

おかげさまで、このメルマガ読者のみなさまの投稿の力で、わが脳のパラボラアンテナも増え続けています。例えば、カーネル・サンダースや動物ポスト、今週からはカーブ・ミラーを探すパラボラアンテナも追加。

また、藤森照信さんをイチオシする記事を書くために検索しているうちに、まだ実際に現地で見たことがない藤森建築もあることを発見しました。いつか、あの建物を見に行こう という、新しい人生の目標も増えました。

こうして58歳の私が、日々ルーティンワークに追われながらも、週末は在宅でメルマガを書いていながらも、気が付けばネタ探しには困りません。それはこれまでコツコツ路上観察的にパラボラアンテナを増やしてきたからでしょう。

実は、テレワークで時間があり、しかも日常に退屈してしまう今こそ、新しいパラボラを増やしズームを磨くチャンスでもあります。路上観察学会のイイ大人に習って、誰もが見逃しがちだけど、実は身近にあるお宝を探して参りましょう。

そして、見つかったら、ぜひとも投稿してくださいね。

たのしみにしております!!

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image by: kuremo / Shutterstock.com

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1963年東京墨田区出身。87年慶応大経済卒。イマジニア新卒一期で飛込営業と株式投資ゲーム開発。88年日興證券でAI相続診断システム開発研修統括。91年家業の国産Tシャツメーカー久米繊維工業入社。94年三代目社長就任(現相談役)。97年日経インターネットアワード、05年経産省IT経営百選、09年東商勇気ある経営大賞等受賞。10年APEC中小企業サミット日本代表。20年開学の新大学iUでは起業家教育・地域創生担当教授。明治大、多摩大の授業や企業団体研修に即した25万部超の「すぐやる技術」シリーズ等著書15冊。内外情勢調査会等で毎年数千人に講師。東京商工会議所墨田支部副会長、墨田区観光協会理事、墨田区文化振興財団 評議員として地元振興。新日本フィルハーモニー交響楽団・NBS日本舞台芸術振興会・日本吟剣詩舞振興会 各評議員として文化芸術振興。

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