定番が重要。雪見だいふく八天堂コラボに学ぶ「売れない問題」解決法

 

このように定番商品に新しいフレーバーを足した商品を加えて、商品ラインアップに注目させることで、スーパーやコンビニの陳列棚に置いてもらえる可能性も高くなるため、営業活動もしやすくなり、商品全体の売り伸ばしにもつながります。

スターバックスがフラペチーノに、季節のおすすめとして、いちごのフラペチーノをこの時期には出しています。これも定番商品に加えての季節限定商品なので、固定客が改めて来店する理由になるのと同じことです。

ロッテはこの辺りがとても上手くて、エキサイトニュースによると、コストコで売っているミニ雪見だいふく9個入り、というのがあるのですが、ここでも、アソートセットとして、9個入りが4つのセットが売っていて、2つがバニラ、1つが抹茶、もう1つがマンゴー、という組み合わせです。

この商品に関しては、コストコでしか売っていない、という限定感があるため、コストコユーザーは、つい買いたくなります。

食品をはじめとして、消費財はやはり、「定番商品」が重要だということがわかります。

雪見だいふくという定番商品が、ベストセラーで、かつ、ロングセラーであるが故に、このようなコラボ商品を出すことで、新フレーバーが人気になるのです。

飲食店でも同じことで、世界の山ちゃんの手羽先のような、その店の代名詞みたいなメニューがあると、顧客が来店する理由になります。

簡単な事ではないですが、飲食店さんであれば一押しメニューの開発、食品メーカーであれば、定番になる商品の開発が、重要なのです。

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