給与所得者の方にとって「お給料」とはなんのために存在するものなのでしょうか。やった仕事の対価であることはもちろんですが、その本質を理解しておかないと大変なことになるかもしれません。メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんが「お給料の役割」について語るとともに、その先に待っている将来について解説します。
お給料の本質とは
今回は給与所得者の人だけに向けた話をします。自営業者や、会社経営者、副業を持っている人にはあまり関係が無いかも知れません。
みなさんが毎月もらうお給料って、何のために存在するのか。こういう本質を考えた方が良いですよ。これを自己実現のためって考えると、この先に正しいレールに乗れなくなるんです。
スゴくえげつない言い方をすると、お給料というのは、「あなたを殺さずに、生かすためのモノ」なんです。あー、なんだかクレームが来そうだわ。
これをマイルドに書くと、「生きるための必要経費がお給料」ということです。
お給料の役割は、あなたを生かしすぎもせず、そうかと言って殺すこともしない、ギリギリのところに留め置くことなのです。
ですから、もらったお給料を、フツーに、何も考えず、設計図を作らずに使ったら、次のお給料日の前にはキレイに無くなってしまうはずなんですよ。
イヤー、好き放題使ったのに、全然減らなくてまだ半分残っているよ。
なんてことを給料日前に言うことは決してないんです。
だから手元にほとんど残らないのが当たり前なんです。そしてそれに気付かず、何も考えず、設計図を作らずに使うということを、新卒から定年までやると、手元には退職金しか残らず、これからの時代は老後破産するはずなんです。
だって老後はもう働かないんだから、誰もあなたに必要経費を払ってくれませんからね。年金というのは福祉ですから、これは最低限度のレベルの事しかしてくれません。福祉で豊かになるということはないのです。
こういう不都合な真実を知ったら、次に何をするべきかを考えなきゃならないのですよ。お給料が必要経費でしかないのなら、やれることはふたつだけなんです。