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香川照之に“キムタク流”救いの手?トヨタから日産に乗り換え 木村拓哉マジックの再現は「決して夢物語ではない」

俳優の香川照之さん(56)が銀座クラブでの性加害で出演番組やCMを次々に降板。なかでもトヨタ自動車の豊田章男社長が桁違いの広告予算を投じる『トヨタイムズ』降板は大打撃で、「芸能界引退は秒読み」との見方も。そんな香川さんにとって、同じトヨタのCMに出演していた2017年に追突事故を起こし、そこから奇跡の復活を遂げた木村拓哉さん(49)は一筋の光明と言えそうです。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

香川照之と木村拓哉を結ぶ“点と線”

香川照之の『週刊新潮』に報じられた“性加害”疑惑は、複数のCMスポンサーが契約更新をしないこと、更に本人出演のCM放映中止に発展しています。

『トヨタ自動車』、『セゾン自動車火災保険』、『東洋水産』、『アリナミン製薬』…見事に一流クライアントばかりです…もったいない!

この中でやはり視聴者の印象が強いのは“世界の『トヨタ』”でしょう、出稿量も半端なかったですからね。

『トヨタ自動車』と契約タレントのスキャンダルといってすぐに思い出すのは、今から5年前の2017年6月20日に発生した、東京・調布市での木村拓哉の追突事故です。

『キューピー株式会社 マヨテラス』の近くで起きたこの事故は、木村が運転していた車が信号待ちをしていたバイクに追突、そのはずみでバイクは前方の車に追突という玉突き事故でした。

被害者も、車から降りてきたのがキムタクとは…さぞかし驚いたことでしょうね。

取り調べで木村は“考え事をしていてブレーキを緩めてしまった”と説明していたといいます。

『SMAP』が解散して半年が過ぎた頃でしたから、このことで心を痛めていたとか、工藤静香との不仲説など、その“考え事”に憶測報道が乱れ飛んでいました。

当時木村は『トヨタ~』とCM契約を結んでいましたから、この事故はちょっとした騒動に発展もしました。

SNSでは、“トヨタの金看板を背負った木村の不注意が原因で追突事故…有り得ない”とか“6年前、5年前に2回スピード違反で免許停止処分を受けているのに、何でトヨタはまだキムタクをCMに使うのか”といったコメントが踊りました。

“性加害”に“免停からの追突事故”…広告代理店と『トヨタ~』さんは、今後のCM起用タレントの“身体検査”を慎重に行った方がいいかもしれないですね。

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「日産に乗り換え」キムタクが起こした奇跡

さて、少々話は矛先を変えますが、常識的に考えれば木村と自動車メーカーとの縁は、この事故が原因で永久に途絶えたと考えられていました。

2011年に7年間務めてきた『トヨタ~』との契約を“免停”処分発覚が理由で降りたと噂された木村ですが、約1年経った2013年には復帰してCMに出演中だったなかでの追突事故でしたから、さすがに自動車メーカーはもう木村を起用することは出来ないだろうと思われたのです。

ところがこの追突事故から3年後、突如木村は“やっちゃえNISSAN”とCMに登場したのです。

テレビを見ていた私は、“あれっ…今キムタクが車のCMに出てた? トヨタ? 日産…えぇ~NISSAN⁉”と思ったことを覚えています。

芸能界では、タレントの自動車メーカーの“移籍”は珍しいことではありません。

最近で言えば福山雅治が『スズキ』から『トヨタ』に、古いところだと沢田研二や伊達公子も“しれっ”と移籍しています。

ただ木村は、契約中に道路交通法違反に匹敵するような事件を起こしていたわけです。

そんな木村のトラブルを百も承知で会社の顔として起用するというのはどうなんでしょうね…まぁハンドルを握る姿が魅力的だからというのがその理由だとは思いますけれど…。

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“キムタク流”復活のカギは、心配りと日頃の行い

私は何度か木村を追跡取材したことがあります。

ドラマや映画の収録が順調だと、帰路の車の助手席から我々に向かって手を振ってくれたこともありました。

“いろいろあったんだから、運転はお付きに任せて”と事務所から言われているのでしょうね、仕事帰りや移動中でキムタクが運転する姿は見たことがありませんでした。

自動車メーカーと契約中のタレントは、何があるかわからないわけですから“ハンドルは握るべからず!”というのが最善の方法でしょうね。

ちなみにキムタクが追突事故で降板したと噂された2017年、『トヨタ~』からジャニーズ事務所への違約金請求は一切無かったと言われています。

今回の香川はどのようになるのでしょうね、興味津々です。

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いずれにせよこんな業界です、もしかしたら3年後に香川が責任編集の“NISSAN’ism”なんてCMがド~ンと放送されるなんてこと、決して夢物語ではないでしょうね…。

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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by : 遊戲基地 / CC BY 3.0

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