人気番組ディレクターが明かす「旅ものロケ番組」3つの撮影法の楽しみ方

woman in hat stands and looking on Coliseum in Pula Croatia. travel concept.Young woman enjoy summer Italian vacation in Europe.woman in hat stands and looking on Coliseum in Pula Croatia. travel concept.Young woman enjoy summer Italian vacation in Europe.
 

テレビ番組の中でも人気の高い「旅もの」ロケ番組。タレントさんが観光地でぶらり旅をするというテーマであっても、さまざまな撮り方があるようです。今回のメルマガ『テレビ解体新書』では、「しくじり先生」などを担当するフリーのテレビディレクター・宮本大輔さんが、旅ものロケの撮影方法について現場の視点から紹介しています。

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旅ものロケの撮影方法「追い」か「受け」か

タレントさんが観光地でぶらり旅

そんなロケをやる際、撮影方法で大きな2択があります。

それは出演者を「追い」で撮るのか?それとも「受け」で撮るのか?です。

「追い」で撮るとはタレントを後ろから撮りながら進んでいく。

「受け」で撮るは、その逆でタレントの正面に回り込んで撮る方法。

なので、「受け」で撮る際はカメラマンは後ろ歩きしながら撮らないといけません。

「追い」「受け」も一長一短

「追い」のメリットは視聴者が主観目線で見れる点です。

いわゆる「旅している気分」は追いの撮り方。

なので、洞窟に入ったりする際など、いわゆる「先に何があるのか?」に期待できるシーンでは追いで撮ります。

デメリットはタレントさんが面白いことを言った際に「顔がない」こと。なので、旅ロケでも「バラエティ要素」が強い番組は「受け」で撮ることが多い。

受けなのか追いなのかは担当ディレクターの好み。

逆に言うとディレクターの判断に大きな責任があります。

タレントの顔を優先するのか、それとも視聴者のロードトリップ感を優先するのか。

追い撮り・受け撮りに加えて言うと「横撮り」というのも存在します。

タレントさんの真横に張り付いて撮っていく方法。

どんなメンバーなのか?どんな場所なのか?によって撮り方の判断をしないとならないのです。

(メルマガ『テレビ解体新書』2022年10月5日号より一部抜粋。いまご登録いただくと10月分のメルマガがすべて届きます、この機会にぜひご登録をご検討ください)

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テレビはどうやって作られているのか? 現在フリーのテレビディレクターが 16年間のバラエティ番組制作の経験の中から 具体的なテレビ制作のノウハウや手法をここに記していきます。 これからテレビ制作の現場につきたい人。 これから番組に出て爪痕を残したいタレント志望の人。 微力ながら、そんな方のためになることができたら本望です。

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