部下の仕事の進め方が気になって「あれこれ口出す上司」がやっていないこと

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「部下の仕事の進め方が気になってどうしてもあれこれ言ってしまいます」そんなお悩みが世界的コンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんのもとに届きました。赤羽さんは自身のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』の中で、その相談に真摯に答えています。

部下の話がどうしても聞けません。あれこれ言ってしまいます。

Question

shitumon

今の会社は2社目です。転職して7年、部下5人の主任になったのですが、部下の話がどうしても聞けません。仕事の進め方が気になって、あれこれ言ってしまいます。なんでこんなことができないのかとか、どうしてここをもっと追求しないのかとか、謎だらけです。部下5人のうち3人はまあまあなのですが、2人がひどい状況です。主任研修では部下の話を聞くように強く指導されていますし、上司からも指摘されているのですが、全くできません。どうしたらいいでしょうか。

赤羽さんからの回答

ご相談どうもありがとうございます。部下へのアクティブリスニングは、きちんとした仕事の指示と成果達成をして初めてできることです。

何度かご紹介していますが、

ビジョン提示・合意 → 達成方針提示・合意 → アクション提示・合意 → タスク提示・合意 → 週次のKPI進捗確認会議での問題把握・解決 → 普段からのアクティブリスニング

に尽きる、ということです。

上司からも指摘されているなら、相談者さんは課題が大きいということだと思います。

ただ、話を聞くことからは始められません。部署としての適切なビジョン、達成方針、アクションプラン、タスクをご自身できっちり作成し、会社から与えられたKPIを達成することが何より大切です。

それができると、自然に部下の話が聞けるようになります。KPI未達ということで部下をあれこれ追い詰めなくてもいいからです。

ともかく、まずは本質に戻って部下に最大の成果を出してもらうことに集中してみませんか。

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ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクター 東大工学部卒業後、コマツにてダンプトラックの開発に携わる。スタンフォード大学大学院に留学し機械工学修士、修士上級課程を修了後、マッキンゼーに入社。ソウルオフィスをゼロから立ち上げるなど、14年間活躍。その後、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業し、ベンチャー共同創業・経営支援、大企業の経営改革、経営幹部育成、新事業創出に取り組む。韓国、シンガポール、インド、ベトナムなどの企業を支援。 著書に 『ゼロ秒思考』 『速さは全てを解決する』 『瞬時に切り返す会話術』 『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』 など、国内27冊、海外30冊、合計138万部超。 内外での講演多数。東京大学、早稲田大学、電気通信大学、北陸先端科学技術大学院大学講師を歴任。

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【著者】 赤羽雄二 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 月曜日

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