円安がとどまるところを知りません。先日、1ドルがとうとう150円を超え、この流れを止めることは難しいと言われています。今回のメルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』では著者で現役医師の和田秀樹さんが、円安が日本を中国色に染めてしまうとして警鐘を鳴らし続けています。
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教育に力を入れないツケ
1ドルがついに150円を超えた。その後、NYで急落しているらしいが、おそらくトレンドは変わらないのではないだろうか?
日本で国防といえば軍事予算を増やすことだが、教育に力を入れないツケだと私は思っている。
何回も書いたように、私は統一教会の真の犯罪は、日本を韓国に負けるダメな国にしたことだと思っている。
だから、彼らは自民党がろくな人材を大臣につけない文科大臣のポストに狙いをつける。
もともと旧統一教会とつながりの強い、下村博文や萩生田のような人間を文科大臣につけ、ペーパーテスト軽視、人間性重視などという名目で大学入試改革をやろうとした。
私は、当初、下村という男が自分たちの支持母体である塾業界を助けるためのものと考えていた。つまり面接対策や、志望動機書対策や小論文対策は、塾に行ったほうが圧倒的に有利なので、塾業界の望むところなのだろうということだ。子供の数が減っているのに、大学の定員が増え、また親の経済力も落ちて、窮地に立っている塾業界を救うことで、彼らからの献金を期待して、あるいは献金を実際に(裏からかもしれないが)もらって、この入試改革を断行するのだと思っていた。
韓国(中国もだ!)がペーパーテスト学力を重視して、どんどん技術力を上げる中、日本が東大受験者まで、総合的に人間を見ると称して、ペーパーテスト学力を落とすことができたら、それこそ統一教会の願い通りだ。
下村や萩生田はそれをやろうとしたし、岸田も東大入試にルサンチマンがあるから今でもその方向性は変わっていない。
今回は金利差で説明されているが、おそらくは日本は売られ続けるだろう。
一人っ子政策で、親が子供を殺すことを許さない中国が、あるいはもっと少子化が深刻な韓国だって、本当のところでは戦争はできない。
それよりは金の力で日本を買うほうがよほど中国的だ。
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中国は侵略が好きなように思われているが、それは蒙古民族や満州民族が国を握っているときの話で、漢民族政権の時代は、周辺国を侵略するのでなく、朝貢を受けて臣従させることが基本パターンだ。
そこを考えると、中国がブラフでやっている軍備拡張より、円安のほうがよほど怖い。
いたるところが中国に買われて、日本国内で日本人が入れない土地が増えていく。きれいな観光地も、水資源も中国がどんどん買っている。
韓国も今後似たようなスタンスになるだろう。
日本人は、従軍慰安婦を騒ぐ人など反日の左翼韓国人を嫌うが、実は統一教会を含め、韓国の右翼は利用できるときは日本を利用するが、最終的には日本人が韓国人にヘイコラしないといけない国になることを狙っているはずだ。
そこにまったく気がついていないのが能天気な日本人だ。
1ドル200円になれば、日本はバーゲンセール状態になる。
1980年代半ばに1ドルが200円の壁を超えたのに、それに逆戻りということだ。過去に日本の企業や政府が努力して、円の価値を上げていったのに、台無しで、昔と違って外資といえばアメリカでなくなり、中国や韓国になったことが忘れられている。かくして、中国人や韓国人に知らないうちに侵略され続ける。
民主党時代、円高が進み、コテンパンにたたかれ、今でも暗黒時代とされる。
この刷り込みをマスコミと自民党がやってきて、円高が悪いことのように言われるわけだが、この刷り込みをアホマスコミと、アホ自民党にやったのはおそらく旧統一教会だろう。
旧民主党も1ドル80円に戻しますくらいのことを言えれば応援したくなるが期待薄のようだ。
※本記事は有料メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』2022年10月22日号の一部抜粋です。
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