仕事をリタイアしてからの第二の人生を、みなさんはどう過ごそうと考えていますか?今回、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、定年を迎える10年前である55歳からやっていくべき「人生設計」のアドバイスをたっぷり詰めた一冊です。
ベストセラー最新刊⇒『55歳から やりたいことを全部やる!時間術』
臼井由妃・著 日経BP 日本経済新聞出版
こんにちは、土井英司です。
本日ご紹介する一冊は、シリーズ累計17万部を突破した、『やりたいことを全部やる!時間術』の最新刊。
【参考】『やりたいことを全部やる!時間術』
臼井さんの時間術には、土井も30代の頃、大変お世話になり、おかげでメールのやりとりが超効率的になりました。
また、「1週間を金曜日から始める」というコンセプトも斬新で、仕事のスケジューリングが根本から変わった記憶があります。
本日ご紹介する新刊は、多くの人が転機を迎える「55歳」をターゲットに、人生設計と時間術、人間関係、および学び直しのヒントを述べた一冊です。
・仕事時間は60歳で5時間、70歳で3時間
・毎日30分「ムダ」を排除する
・コスパやタイパよりも「タイム・バリュー」を考える
・仕事や家庭以外の「第3のつながり」をつくる
・「3カ月」で取得できる資格を目指す
・「転職サイト」をチェックする
・「副業で稼ぐお金」は3段階で考える
・「道楽ビジネス」を見つける
会社との縁が切れるのが65歳とすれば、55歳は、その10年前の準備開始のタイミング。
ここで一度人生設計をやり直す、良い機会になると思います。
著者自身が、かつて経営者として年商23億円のビジネスを率いていながら、その後、著者に転身。著者累計170万部を突破している臼井さんだけに、内容には説得力があります。
年を取るごとに労働時間を減らしていく考え方や、第3のつながりを作ること、道楽ビジネスあたりは、ぜひやってみようと思いました。
さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
仕事時間は60歳で5時間、70歳で3時間にする
土日祝日は完全プライベート
真の「友だち」は3人いればいい
何よりも「自分時間」を大事にする
「勤め人人生」には必ず終わりが来ます
スケジュールやアポイントなど自分で握れる時間の手綱(主導権)は渡さない
メールチェックは「始業時と午後イチ、終業30分前にまとめて」
相手に合わせ気の利いた「P.S.」(追伸)を一文添える
「やめるべきことリスト」の例
・ルーティン化している会議や仕事の進め方、連絡法、書類づくり
・前任者から引き継いで当たり前のように継続している会合への参加
・惰性で続けているSNSへの「いいね!」
・何があっても1日3食という習慣へのこだわり
・年賀状
モノを整理して、「前進のための時間」をつくる
55歳からは「会社の人とはつき合わない」と決める
「地域の人間関係」に気持ちを向ける
他人からの「評価」を求めない
シングルは婚活するか、「生涯独身」の腹を決める
年賀状をサラリとやめる
55歳からの読書は「知識吸収」から「生き方の投影」と軸足を変化させる
配信を先生にする
配信で先生になる
「3カ月」で取得できる資格を目指す
勉強のタイムスケジュールは固定する
若い世代と張り合わず、自分が心から楽しむのが「道楽ビジネス」
親や子どもは「遠くに暮らす知人」と割り切る
「人生で2度花を咲かせる」人の考え方が書かれています。
人生後半の人生設計を考える人、学び直しをしたい人に、おすすめの一冊です。
ぜひ、読んでみてください。
image by: Shutterstock.com