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松本人志を擁護する“女性上納芸人”動画に「問題はそこちゃうやろ」と批判の声。松本&吉本「本当の致命傷」が隠蔽工作で“逆に露呈”の皮肉

松本人志(60)の性加害疑惑に関して追撃の手を一切緩めることなく、1月31日配信の電子版では「五の矢」として、性的サービスなど一切ない個室マッサージ店で口淫を強制されたという女性セラピストの生々しい証言を掲載した『週刊文春』。

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その6日前の25日には炸裂する文春砲に乗るような形で、講談社の『フライデーデジタル』が新たなスクープショットとして「女性ウマ乗り写真」を含む記事を配信し大きな話題となった。

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同記事によると、お笑いコンビ「クロスバー直撃の渡邊センス(40)から主役の名前が明かされないVIP飲み会」の誘いを受けた女性A子さんが友人B子さんと2人で大阪の高級ホテルに向かったところ、そこには松本とたむらけんじ(50)が待ち受けていたとしている。

そんな記事の内容に対して5日、渡邊センスが自身のYouTubeチャンネル「なべチャンネル クロスバー直撃」に、「~これがあの日の出来事~」というタイトルの動画をアップ、猛反論を展開した。

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しかし、結果としてはネット上に否定的なポストがあふれる事態に。

《いや、問題はそこちゃうやろ》

《話をすり替えるなよ》

《論点ずれてないか?》

渡邊は何を間違えてしまったというのだろうか?

自ら「アテンド」の証拠を上げてしまった渡邊センス

渡邊センスは動画で、『フライデー』の記事コピーを手にし、件の飲み会を巡るA子さんとのLINE画像を「証拠」として画面に示しつつ主に以下の3点についての反論を繰り広げている。

まず否定したのは、A子さんに対して「彼からVIPとの飲み会があるからと誘われ、連れて来る女の子の写真を送ってほしいと言われたので、友人のB子の写真を送ったところ、かわいいしこのコで大丈夫との返事がありました」との記事の記述。

これに渡邊センスは、A子さんとのLINEにそのようなやり取りがなかったとして全否定。しかしながらこれにはSNS上に

《LINEのやり取りって簡単に削除できるよね》

と身も蓋もない、しかしながら渡邊センスの「反論のキモ」の根底を覆すような投稿が多数寄せられている。さらに読み上げられたLINEの会話の中の

「(飲み会に)誰か友達とこれたりとかはしないよね?」

との部分に着目したネットユーザーからは、

《これアテンドの証拠になっちゃってるんじゃない?》

と、渡邊センスの“失策”を指摘する声も上がった。

「性的行為に及ぶことができるかと念入りに確認していた」への反論は?

次に渡邊センスが否定したのは、高級ホテルに出向く前にA子さんらと交流した居酒屋で、初対面のB子さんに対して「そういうことはできるんやんなあ」と、念入りに松本と「性的行為」に及ぶことができるかを確認していたという部分。

これに対して渡邊センスはやはりLINEの「22時23分にリッツカールトンの下で合流した」と読めるやり取りを示し、そもそも居酒屋には行っておらず、行ってもいない居酒屋でそのような会話などしようもないと語気を荒げて「これ嘘」とした。

しかしこれに対してもやはりLINEそのものの信憑性を疑問視する書き込みがSNSにポストされるとともに、

《証言者の勘違いで「居酒屋じゃなくてホテルのエントランスの話でした」となったら言い逃れできないよねこれ》

という冷静なツッコミも。さらにこれとて、渡邊センスの「アテンド疑惑」を打ち消すものではない。

「馬乗り写真」はフェイクなのか

渡邊が最後に否定したのは、B子さんをホテルに残して半ば強制的に帰宅させられたA子さんに松本から電話が入り、ホテルに戻ったA子さんと松本、そしてB子さんが3人で飲み直し、その席で松本に馬乗りになったB子さんの写真をA子さんが撮影した、という箇所。

これについてもB子さんを残しホテルから強制的に帰宅させられたA子さんがその後、渡邊センスの部屋に泊まっていたという証拠LINEを画面に向けて見せ、写真が撮られたという時間にA子さんがホテルにいたはずがないと断言。

これについて50代の男性テレビ関係者は次のように話す。

「だから何?というのが正直な感想です(笑)。ネットユーザーの『LINEなんて削除しちゃえば自分の画面なんてどうにでもできる』というポストもごもっともですし、最初の2つの否定にしてもすべて渡邊センスさんの自己保身と言いましょうか。松本さんがB子さんと“不倫行為”をしていたことは何ひとつ否定していませんし、大先輩芸人の待つホテルに女性2人を連れて行ったのは事実ですからね」

さらに男性はこう続ける。

「渡邊センスさんのこの3つ目の否定が本当であるならば、あの“馬乗り写真”は誰が撮ったのかということですよね。もっと言えば“フェイク”だったということになるのでしょうか。それはさすがに無理がないでしょうかね」

「松本逆転」の印象操作報道が行われる可能性も

仮にこの渡邊センスの「まったく本質から離れた」とも言える主張の一部が正しかった場合、つまり『フライデー』サイドに一部でも間違いがあった場合、吉本興業の株主でもある在京・在阪の大手テレビ局は、その部分のみを切り取って「松本逆転」の印象操作報道を行うことも十分考えられる。

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これについても前出のテレビ関係者に聞いてみた。

「それこそ都合の良い情報ばかりを集めるチェリーピッキング、もしくは自身に都合の良いことばかりを強調して不都合な事柄は隠すというカードスタッキングの典型ですが、テレビ局ならやりかねない手口です。視聴者は注意深く観察すべきだと思います」

渡邊センスの『フライデー』への反論に万が一事実が含まれていても、一連の性加害を巡って「松本セーフ」とはならないのだ。

渡邊センスが気づかせてしまった吉本「本当の致命傷」

多くのネットユーザーが渡邊センスの反論に違和感を示したのは、まさに松本の性加害疑惑の“本質”からズレにズレていたからと言えよう。『週刊文春』が問題としているのは、あくまで松本の行為が「女性の同意に基づかない」という点であることは間違いないだろう。

その意味では今回の渡邊センスが否定した部分は、枝葉の部分に過ぎない『フライデー』の「馬乗り写真記事」を巡る“周辺事実”の真偽のみ。それどころか渡邊センスは、不用意な反論で吉本の「本当の致命傷」をあぶり出してしまったとの声もある。そう話すのは、週刊誌での執筆経験もある男性記者だ。

「今回の渡邊さんの“下手な擁護”は、松本さんを切り捨てることで会社を守ろうとしていた吉本興業にとって余計な一手と言わざるを得ません。というのも、これをきっかけに少なくないネットユーザーが性加害疑惑の本質を追求する過程で、吉本の“公金ビジネス”という本丸に目を向けるようになってしまったからなんです」

“吉本の公金ビジネス”とはいったい、いかなるものなのか。これについては、かつて『週刊文春』の取材班と行動をともにした経験を持つジャーナリストの上杉隆氏(55)が、自身のメルマガ『上杉隆の「ニッポンの問題点」』で「松本人志氏の所属する吉本興業は、長年にわたって政府やメディアと密接な関係を築いてきた」とした上で、以下のように書いている。

日本全国の自治体イベントや観光PRでは、吉本の芸人が独占的にキャスティングされ、税金を原資とした「おいしい利権」を恣にしてきた。大阪万博でダウンタウンがアンバサダーに就任したのはほんの一例にすぎない。過去にもクールジャパン機構からの100億円融資や、NTTグループとの教育ビジネス構築でも吉本興業には莫大な税金が流れている。

さらに上杉氏はこう綴る。

大阪で開催されたG20の最中にも、世界的なウェブメディアである株式会社NOBORDERの取材班(8名)の取材を事実上排除しながら、一方で、ジャーナリストの訓練も受けていない吉本興業のタレントを優遇したのはそうした癒着の背景があったからにほかならない。

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そう、吉本興業は今や公金ビジネス漬けになっていると言っても過言ではない。そんな「本丸」に多くの人々が目を向けるようになってしまったというのだ。事実、SNSにもこんな書き込みが散見される。

《渡邊センスの反論は松本問題の本質からずれまくってるけど、もっと言ったら公金いただき吉本ってのが大本質にある気がしてくる》

《吉本が公金チューチューしてることが一番の問題じゃ?》

《松本問題が吉本の公金泥棒体質を暴いてくれたな》

そんな吉本と株主である大手テレビ局が今後、『フライデー』記事に“何らかの誤りがあったことが発覚”した場合にどのような手を打ってくるかは前述の通り。繰り返しになるが、そんな「10の内の1」が“潔白”であったところで、すべてがシロと逃げ切ることは到底不可能なのである。

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image by : 松本人志 吉本興業公式サイト

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