串カツ田中もワタミも導入。シフトの自動作成までこなす“AI集客予測”サービスは役に立つのか?

Tokyo,,Japan,-,20,April,,2018:,People,Dine,At,One
 

日進月歩の進化を遂げるAI。今やビジネスに不可欠な存在になったと言っても過言ではありませんが、特性を生かした「集客予測」にも大きな力を発揮しているようです。今回のメルマガ『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』では外食・フードデリバリーコンサルタントの堀部太一さんが、自身もテストしてみて実感した「AI集客予測サービス」の実力を紹介。その具体的な活用法をレクチャーしています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです

AIの集客予測ってどうなの?という話

徐々に定番化し安価にもなってきたAI予測。色々とデータが集まってきたので、今日はその辺りの共有です。

■投資額ってどれくらい?

HANZOさんの場合。

ダンダダン・串カツ田中・ワタミ・ラーメンまこと屋などが導入。

ざっくりですが初期投資80万円。月額は1店舗1万円~って感じです。

■出来ることは何?

  • 7日後、45日後までの集客予測
  • 集客予測は時間帯別で可能
  • シフトの自動生成
  • 自動発注(もしくはサポート)

この辺りになります。

■集客はどのくらい当たるのか?

基本は90%以上のサービスが大半。私も自社直営でテストしました。

最も良かった店で96.4%。最も低かった店で94.2%。

かなりの高精度で正解でした。外した理由は「異常に伸びた日」です。

気候情報はAIが読み取っているので、前日が凄い雨で需要期に晴れみたいなのは十分に反映されてきます。

このような異常値ではなく、

  • 近くでイベントがあった
  • テレビやメディア露出があった

このような時に外す感じです。ただこれもデータを読み込ませるので、同じような機会には反映されてきます。

■需要予測が不要なケース

便利ではありますが不要なケースもあります。

  • 完全予約型の店
  • 人気店で基本満席や行列の店
  • 超暇で最小人員で対応する店

この辺りは入れる必要もないかなと。やはり需要予測を活かして何かに活かす。

これがあってこそだなというのは前提です。

■コストカット?売上アップ?

シフトの自動生成。これは人時売上の最適解から、

  • 必要な時に人員を適正に
  • 不要な時に人員を適正に

これを時間帯別で出すので、無理無駄をなくす感じです。

とはいえ。これで人件費を減らす!というのは結構厳しいかなという印象です。

それよりも「売上アップ」の方が効果を発揮してくれる印象です。

例えば、

予算:600万円
予測:500万円

この場合は100万円分の努力が必要。

これが今までは感覚予測だったのが、90%以上正解する予測の上で対策を打てるのが大きいなと。

月額1万円なので月間9-10時間程度の圧縮はもちろん可能だと思いますが、そこよりも売上アップですね!

あと何気に良いのが「時間帯別集客」がバチっと出てくるのでそれに合わせての仕込みの最適化ができるのは大きいです。

いつ・どのくらい仕込むのか。最も商品品質を高められるタイミングで、無理・無駄なく作れるのは良いかと。

■発注はどうなのか

これは結構重要なテーマではあるのですが──(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2024年4月8日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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