なぜ、小さな会社を譲り受ける際には「社長に注意が必要」なのか?

 

「暗黙知」を「形式知」へ

小さな会社の場合、社長が営業を行い、入金や請求書発行など経理の一部も行い、更に商品開発まで行っているケースはよくあります。

承継後は、従業員はそのまま継続となることが多いですが、社長は1ヶ月から1年以内には実質的な退職となることが多いです。

つまり、社長は、承継後は最終的にはいなくなるのです。

よく譲り受け側の方とお話ししていると、「社長がいなくても回る会社ですか」と聞かれます。

小さな会社でそういう会社は少ないですが、近づけることは出来ます。

要は、譲り受け側の要望は、社長がもっている「暗黙知」をきちんと譲り受け後に承継出来るのかということが心配なのです。

であれば、社長の「暗黙知」を「形式知」に置き換える作業として、「メモ書き(マニュアル)」を作成していくことをお勧めします。

小さな会社でここまで出来ている会社は、現在非常に少ないので、譲り受け側に好印象となり、結果的に良い条件で引き継いでもらえる可能性が高まるでしょう。

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