見方を変えれば、その症状があったとしたら、そこに改善のチャンスがあるということだ。
稲盛さんは講話の中で
「宇宙は常に進化発展している。そこに心を委ねるならば、京セラも未来永劫発展する」
と我われに語られた。
僕も曲がりなりに50年以上の人生を生きてきて、確かにそうではないかと思う。
世の中はよき方向へ向かっている。それなのに、その妨げになるものがあるとすれば、それは我われの持つ、最も非生産的で問題が解決しない考え方、「人のせいにする」ということではないだろうか。
かつての僕がそうだったように、自分の思うような仕事や部署に就けず、悶々としている人は少なくないだろう。
だが仕事というものは「自分がいたら助かる」という部分を見つけるところから始まるのだと思う。
そしてそれは必ず見つけられる。職場には必ず困っていることがあるからだ。
会社が自分を雇ってくれた理由とは何か。それを自らに問うところにきっと新しい扉が開かれている。
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