アメリカで「投獄から解放された後に自死リスクが高まっている」という研究結果

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投獄され、解放されたあとの人たちはどのように生きていくのでしょうか。アメリカにおける「投獄から解放された後の自死リスク」に関する研究を、今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』で紹介しています。

投獄後の自死について

要約:『投獄解放後に自死のリスクが高く、特に解放後2年間の割合が多いかもしれない』

今回は、アメリカの投獄後における自死について調べた研究をご紹介します。

投獄から開放された後の自死に関して

Share of Adult Suicides After Recent Jail Release

アメリカにおける研究で、投獄後に開放された7,091,897人(アメリカの人口の2.8%に相当、76.7%が男性)が対象となりました。

結果として以下の内容が示されました。

・解放後、1年間の自死のリスクは8.95倍(リスク比)、2年間では6.98倍でした。

・自死全体の27.2%が解放後2年間で、19.9%が解放後1年間で発生していました。

・0.8%は投獄中に発生していました。

社会への適応を援助し、自死を予防する上で、解放後特に2年間の経過に注意する必要性を感じる内容でした。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 もりさわメンタルクリニック 【発行周期】 日刊

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