なぜ、販売員が“楽しんでいるか否か”で「セールの売れ行き」は変わるのか?

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販売店の「セール」と聞くと、消費者からすればワクワクしてしまうもの。しかし、販売員にとっては半端なく忙しい時期にはなりますよね。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、それでも「セールを楽しむ」という見方をすると、それが接客にも活きると語っています。

やっぱりセールは楽しむもの

昨今はセールに関してそこまでインパクトの強い見方をされることは減ってきているなと感じます。

昔と比べると「安いから買う」という傾向の人は明らかに減ってきていて、「良いから買う」という感覚が消費者にも広がってきました。

これ自体は良いことだと思いますし、今後さらに広がっていき安売りが正義のようなイメージが薄くなっていくほど、各企業の利益は上がっていきます。

ただ、セールはやっぱりセールです。

ある程度楽しみにしているお客様も多く、販売員からしてもここで売り上げを見込みたいという気持ちもあるでしょう。

しかしセールは忙しいものでもあります。

準備も必要な上、人手不足の今、急激な来店増になかなか対応しづらいという店もあります。

作業量も一気に増えますから、精神的にも体力的にも余裕がなくなることもあるかもしれません。

でも個人的にはセールというものを楽しんでもらいたいと思っています。

お客様の感覚が変わってきているとはいえ、やはり普段とは違う感覚でお店に来店されるお客様はたくさんいます。

だから販売員側も楽しんでいるかどうかは意外とセールの売れ行きにも影響します。

僕はセール(安く売る)というシステム自体は好きではありませんが、セールが行なわれている店の状況自体は結構好きなタイプです。

わちゃわちゃと忙しくなくはなりますし、身体もきついことは多いですが、それでも盛り上がっている状況というのを楽しんでしまうのです。

お客様と会話をしている時にも、その楽しさや気持ちが伝わるような接客をしたいと思いながらやっています。

するとお客様も気持ちが盛り上がってくれることは多いんですよね。

余計なものを買わせたいとは思いませんが、良いと思って、楽しいと思って買ってくれる環境は作っていきたい。

だからセールは大変なものというばかりの認識ではなくて、楽しいものだという捉え方をするようにしています。

ここから1~2週間ほどは、多くのお店で普段とは違う雰囲気になることが予想されます。

でもどうせやるのであれば楽しんでやってみましょう。

セール時の売り方って、意外とそれだけでも変わってくるものです。

今日の質問&トレーニングです。

1)販売員がセールを楽しむことで、お客様にどんな影響がありますか?

2)良い影響を増やすために楽しむとしたら、具体的にどのような意識や行動が必要ですか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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