営業利益1.3億円も来期予想は7千万円以上の減益。粗利ミックスしづらい専門業態の飲食企業は何から手をつけたか?

 

■粗利率でどの程度の変化があるのか?

現状:910,000,000円=1,300,000,000円×70%
改善:951,738,831円=1,341,800,128円×70.93%

これで、

41,738,831円=951,738,831円-910,000,000円

粗利としてこの金額の改善が見えました。

ただ今回のターゲットは7,400万円の改善。これを達成するには、

売価:105.7%
原価:30.00%→28.38%

こうなれば、74,100,000円の改善に繋がります。

売価を105.7%にすれば解決するのですが、それで客数の維持ができるか?は難しいという判断。

そのためまずは「103.22%」の売価変化。そして客数の推移を見て問題なければ、トータル「105.7%」になるように調整。

ただここで調子が良ければ2回目の累計で106%は超えてくるので計算すると、「83,200,000円」のアップになります。

そうなるとちゃんと増益の流れになります。

■粗利の考え方

粗利額=売上額×粗利率

上記になる訳ですので、粗利額を伸ばすには、「売上を伸ばし」「粗利率を伸ばす」です。

この2つを掛け算にするには値上げが大切。

値上げをせず客数を伸ばせたとしても、「売上を伸ばし」「粗利率が変わらない」だと、やはり前者の方が業績インパクトはでかいと言えます。

既存店売上を伸ばし続けるために、客数維持ができる範囲内で積極的に客単価も変えて粗利率を改善し続ける。

この収益から内部環境への投資に繋げ、より体質の強い組織体にしていきましょう!

(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2024年8月19日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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