料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。
今回は、冷蔵庫で放置してしまいがちな「ナンプラー」の使い方をご紹介します。
使い慣れると「なくては困る調味料」になる!

タイ料理をつくりたくて、ナンプラーを購入したはいいけれど、「使いきれずに冷蔵庫で眠らせてしまっている」という話をよく聞きます。
ナンプラーは、カタクチイワシなどの魚介類を塩に漬け込んで発酵させた発酵調味料。
タイ語では「ナンプラー」ですが、日本では「魚醤」、イタリアでは「コラトゥーラ」と呼ばれ、アジアに限らずヨーロッパでも使われる調味料です。
独特の旨味があるからか、「使う料理が限られる」と思われがちですが、私は普段のおうちごはんでもナンプラーをよく使います。
いつものひと品にナンプラーを加えてアレンジしてみてください。きっと「美味しい!」の新しい発見がありますよ。
トマトと舞茸、卵のスープ

<つくり方>
水でトマトと舞茸をさっと煮て、出汁を入れる(和風でも中華風スープでもコンソメでもOK)。

少量の酢をとナンプラーで調味したら、最後に卵を回し入れて溶き卵に。
切り干し大根と玉ねぎのサラダ

<つくり方>
切り干し大根は水で戻して絞っておく。

塩もみしたスライス玉ねぎとナンプラー、酢とオリーブオイルで和える。
(切り干し大根も、買ったままにしてしまいがちな食材ですよね……)
帆立貝柱のカルパッチョ

<つくり方>
玉ねぎとパセリを刻む。そこへナンプラー、酢、塩少々、はちみつ、オリーブオイルを加えて混ぜ、ソースをつくる。帆立貝柱にたっぷりかける。
カルパッチョはもちろん、焼いた肉や魚にかけても美味しいですよ!
すべての料理に共通するポイントは、ナンプラーを酢やオイルと組み合わせて使うということ。グッとバランスが良くよくなります。
ナンプラーを使い慣れると、その美味しさと便利さに、いつのまにか「ないと困る!」という存在になるはず。ぜひ毎日のごはんで試してみてください。
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提供元:ROOMIE










