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「あんた死ぬわよ」細木数子がネトフリドラマ化!? 戸田恵梨香がオファーを断れぬワケ…“ホストクラブで豪遊”再現に期待も

2021年に83歳で亡くなった占術家の細木数子さん。「あんた死ぬわよ」「地獄におちるわよ」などテレビでの歯に衣着せぬ物言いが人気を博し、全盛期には視聴率の女王と呼ばれていました。そんな細木さんの波瀾万丈な半生が、Netflixでドラマ化されるとの報道が。しかも主演候補に女優の戸田恵梨香(36)とのことで、“育休からの本格復帰作”としても注目されるのは間違いありません。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが詳しく解説します。

主演候補に戸田恵梨香、細木数子がNetflixでドラマ化へ

『NEWSポストセブン』が、“六星占術”創始者・細木数子さんの波瀾万丈な半生を『Netflix』がドラマ化、主演は戸田恵梨香に内定していることを報じています。

2022年11月公開の『母性』以来、実に2年近く表舞台から完全に姿を消していた戸田。夫である松坂桃李との間の第1子出産から1年4ヶ月…もしこれが本当なら本格的に復帰となりますね。

戸田の復帰作について、若い芸能記者からは「複数の民放局からクオリティの高い企画がプレゼンされていたのに“Netflixの細木数子”を選んだのはなぜ?」という質問がありました。

私の個人的な意見として、やっぱりギャランティの高さかな…と正直に答えました。

戸田と年齢も近く、自分が出演する作品選びに厳しいことで有名な蒼井優も、おそらく民放局から複数のオファーはあったと思われますが、朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の次の作品を『Netflix』に決めています。

もちろんギャラの高低だけで出演を決めるわけではないでしょうけれど、今時の配信ドラマは、地上波連ドラの何倍ものギャランティが支払われていると言われています。

よっぽど企画に納得できない作品なら出演を断ることもあるでしょうが、妥協できるギリギリの範囲であれば、多少は我慢をして配信ドラマの出演を承諾する可能性も高いでしょうね。

晩年の細木数子は、自宅前の坂道を亀のようにゆっくりと――

2021年11月に亡くなった占術家・細木数子さんですが、私は彼女が亡くなる少し前に自宅前で張り込み取材をしていました。

かつてはテレビでその姿を見ない日はないぐらい、占術家として、毒舌コメンテーターとしても超売れっ子だった細木さんでしたが、2008年に「本業(占術家)に専念したい」とテレビから遠ざかります。

以後、何度かバラエティ番組にも出演しましたが、亡くなる3~4年前に完全に表舞台から姿を消した細木さんに、健康不安説が囁かれていた噂を確かめるための取材でした。

張り込みを始めてから3日目だったでしょうか、意外と早く、私は細木さんを確認することができました。

足腰は多少不自由に見えましたが、自宅前の坂道を、亀の歩調のようにゆっくりと、JR飯田橋駅方面に歩く姿は、まるでドラマのワン・シーンのように憶えています。

歯に衣着せぬ正直なコメントが時には物議を醸し、何度か直撃した私の取材にも、捉え方によってはとてもキツい言葉で一喝されたことがありましたが、80歳の細木さんを、心の中ではどこかで応援していた自分が、少しだけおかしくもありました。

細木数子の“推しメン”を追ってホストクラブに潜入取材

また、細木さんが超売れっ子占術家だった頃、推しメンがいた新宿・歌舞伎町の老舗ホストクラブにも取材に行きました。

細木さんが溺愛するホストを近くで確かめるため、1人で客として、店にも入りました。

かなりの抵抗感があったのは間違いありませんが、それよりも店に入った時の私を見るホストの、逆に私を探る様子や、ボーイフレンドを探しているのなら店が違うだろう…といった視線には、取材と割り切ったさすがの私でも無数の針が飛んで来るような痛みを感じたものです。

細木さんの推しメンは店の売れっ子ホストのひとりでしたから、常連の客から次々と指名が入り、結局一見さんである私のテーブルに付く暇はありませんでしたが、朝まで過ごす店内のホストと客の様子や、壁に飾られていたホストたちの写真に、異次元の空隙を感じたことを鮮明に憶えています。

9月1日付けの『デイリー新潮』は“ギャラと制作費は地上波の5倍以上。配信に役者を獲られる地上波ドラマ界の悲鳴”といった記事を掲載していました。

細木さんの半生がドラマになると報道した『NEWSポストセブン』、これが事実なら、ほんの僅かですが細木さんの近くにいた人間として、戸田がどんな細木さんを観せてくれるのか、今から本当に楽しみです。

ちなみに私がキャスティングを担当できるとしたら、推しメンを演じられるのは、間違いなく『SixTONES』ジェシーです。彼しかいません!

image by: Dick Thomas Johnson from Tokyo, Japan, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

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