料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。
今回は、「ナッツのキャラメリゼ」をご紹介します。
おやつに、ワインのおともに
まだまだ暑さは残りますが、そろそろ少し秋めいた、火を使う料理にも前向きになれる時季になりました。
今回ご紹介するのは、ヘルシーなおやつやワインのおつまみにぴったりの「ナッツのキャラメリゼ」です。
自分でつくるキャラメリゼは、つやっつやで美味しさも格別！
コツを覚えれば簡単ですし、少ない材料＆フライパンひとつでできるから、ぜひチャレンジしてみてください。
ナッツのキャラメリゼ
今回はくるみでつくりましたが、つくり慣れないうちは、アーモンドなどの表面がつるっとしたナッツのほうがキャラメリゼしやすいかもしれません。
慣れてきたら、お好みのナッツをブレンドしてつくるなど、アレンジも楽しんでみてください。
＜材料＞
・無塩ナッツ（今回はくるみを使用）…100g
・グラニュー糖…40g
・バター…5〜10g
・水…10mLほど
※準備
キャラメリゼしたあとに、ナッツを広げて乾かすためのオーブンシートを用意しておく。
＜つくり方＞
1. ナッツを乾煎りする。フライパンにナッツを入れて弱めの中火にかけ、フライパンを揺らしながら香ばしい香りがしてくるまで乾煎りする。焦がさないように気をつけて。
2. ナッツを一度取り出し、フライパンをさっと拭く。
3. フライパンにグラニュー糖と水を入れ、中火にかけて砂糖を溶かす。砂糖が溶けてシロップ状になる。
4. 溶けた砂糖がふつふつと沸騰したら、ナッツを一気に入れる。ヘラを使ってナッツ全体に絡めるように混ぜると、シロップが結晶化して白くざらっとした感じになる。
5. さらにしばらく混ぜ続けると、白い結晶がだんだん溶けてきて、つやっとしたキャラメル状になってくる（煙が少し出ることもありますが慌てずに）。
6. 最後にバターを加え、全体をからめる。
7. 用意しておいたオーブンシートに、ナッツを広げて並べ、冷ましたらできあがり。
＜ポイント＞
最初にナッツを乾煎りするというひと手間が、美味しくつくるポイントです。より食感がよくなり、香ばしさが増します。
白く結晶化した状態からキャラメル状にするには、絶えず混ぜて砂糖を溶かすこと。
もしどこまで火を入れていいか迷ったり、少し煙が出てきて怖くなったりするようであれば、白く結晶化した状態で加熱をとめても大丈夫。それでもじゅうぶん美味しくいただけますよ。
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提供元：ROOMIE