コメの価格が高騰し、家計を圧迫している事態が続いています。なぜ、ここまでコメの価格が高騰しているのか、その理由が詳しく語られず、ネットではさまざまな意見や憶測による噂話が飛び交っています。今回のメルマガ『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』では、ネットで話題の「お米が行方不明」という都市伝説について紹介しています。
21万トンのコメが消えた!? 日本を騒がす米ミステリーとその裏に潜む都市伝説
コメの在庫が1月末で前年同月比16%減少したという。
卸売業者などの在庫量は、2023年10月以降、前の年の同じ月を下回る状況が続いていて、業者の間でコメの確保に向けた競争が激しくなったことが、価格高騰の原因のひとつだと指摘されてはいる。
2025年3月7日時点で、SNS上では日本のコメ価格に関するさまざまな意見や情報が飛び交っている。特に、最近の価格高騰や「21万トンのコメが行方不明」問題を背景に、国民の関心が高まることは当然。
まず、価格の高騰そのものに対する驚きや不満が目立つ。例えば、5キロのコメが以前は2000円程度だったのが、今や3500円から4000円を超える水準になっていることに、多くのユーザーが「主食がこんなに高いなんて信じられない」「庶民の生活が圧迫される」と嘆く声が散見されていた。
特に、農林水産省が発表した2月の平均小売価格(5キロ約3892円、1年前比で約1.9倍)を受けて、「この値上がりは異常」「政府は何をしているのか」という批判はもっともだ。
次に、コメ不足や流通問題への言及も多い。
「生産量は増えたのに市場に出てこないのはおかしい」「業者が買い占めてるんじゃないか」という憶測が飛び交い、中には「転売ヤーが暗躍してる」「備蓄米の放出が遅すぎた」という声も。
財務省解体デモ、移民問題、トランプ政権との比較……今、日本は大厄難時代の装いだ。
実際、2月に政府が21万トンの備蓄米放出を決めたものの、価格への影響が限定的ではないだろうか。「焼け石に水」「もっと早く動くべきだった」との声がそれらを物語っている。
一方で、農家の視点を取り上げる声もある。いやいや、やはり本家本元、日本の農業にもっと関心を寄せるべきなのだ。
「生産コストが上がってるから値上げは仕方ない」「農家が赤字で苦しんできた結果」と擁護する意見や、「減反政策で供給力が落ちたのが根本的な原因」と政策批判につなげる声もある。
こうした投稿の中では、「消費者も大変だけど、農家も生きていけない」と、価格問題の複雑さを指摘する冷静な分析も見られるのだが、なんたって主食の価格は国民にとって大問題なのだ。
ところで、都市伝説的な噂もちらほらある。今回はそんな噂話程度のものも積極的に取り上げてみたい。(っていつもじゃん(笑))
例えば、「コメが海外に密輸されてる」「政府が災害に備えて隠してる」といった話が冗談半分で語られ、「真相は闇の中」とミステリー仕立てにする投稿もある。
これらは証拠のない憶測だが、ネットならではの遊び心や不信感が混じった反応として拡散されている。
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