時代は変わり、小学生もAIを使いこなすようになっているようです。世界的なコンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんは、今回のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』に送られてきた、読者からの「小5の長男がChatGPTでずっと遊んでいて心配です」というお悩みに対して真摯に回答しています。
小5の子どもがChatGPTにはまっていてずっと遊んでいます。いいような悪いような気がしますが、どう接すればいいでしょうか。
Question
小5の長男がChatGPTにはまっていて、ずっと遊んでいます。宿題をやるときも、花や昆虫の名前を調べるのも、友達の誕生日に何をするのかも全部相談しています。それ自身はいいようにも思うのですが、あまりにもはまりすぎ、手元から話せないようなので、心配しています。スマホは渡していて、YouTube、ゲームは毎日2時間までと制限していますが、ChatGPTもそうしたほうがいいでしょうか。
赤羽さんからの回答
ご相談どうもありがとうございます。素晴らしいお子さんですね。
スマホネイティブとか、LINEネイティブという言葉がありましたが、AIネイティブのお子さんは将来が楽しみです。物心ついたときから生成AIを使いこなせる人は、これから数年の爆発的発展にも臆せずついていくことができます。大人はなかなかそうもいかないですよね。
お子さんは、生成AIに強い関心を持ち、高校生くらいから、その開発にのめり込む可能性すらあります。小5だったら、4年後ですよね。才能が花開きます。
4年後と言わず今でも、中高生が言葉で指示すれば、自由にプログラミングできる時代です。この波に乗っていけばすごいことになります。
いろいろな考え方はありますが、はまり過ぎることはあまり心配いらないと思います。
少なくとも、YouTubeやゲームにはまるよりは、はるかに発展性があるのではないでしょうか。
もちろん、自分の理想的な女の子を作り出して何時間もチャットする、というようなことにならないようにだけはご注意ください。
なので、お子さんへのアクティブリスニングを徹底し、何に使っているか本人がどんどん話すようにしておくことは大切だと思います。
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