楽天モバイルも魅力的に見えるが、ソフトバンクの寺尾洋幸氏によれば「階段制の料金プランも考えたが、ユーザーのことを考えると、容量別の方がいい。ただ、階段制はLINEMOでは導入している」ということだった。
階段によって、いつの間にか次の請求額に上がってしまうと、予算管理が難しくなり、また上がった瞬間に「しまった」と後悔の念に陥りやすい。それであれば、月々の出費額が明確な、決まったデータ量が上限のプランのほうがいいというわけだ。
ワイモバイルでは、データ容量の繰り越しが可能だ。
繰り越しに関しては、キャリアとすれば経営的に重荷となるが、ユーザーからの支持も高く今回、継続に踏み切ったようだ。
ユーザーのニーズだけを考えると「自分に合ったデータ容量を選べる」「繰り越しがある」というMVNOを選んだ方が本当は幸せなのかもしれない。
ただ、一度、ソフトバンク経済圏に足を踏み込んでしまったが最後、逆に経済圏にどっぷりと浸かることで、損をしないお得なスマホ生活が送れるというのも事実だ。
「何もしない」というのが最も損するパターンであり、1年に1回ぐらいは「いま使っているプランは自分にあっているのか」「ほかに自分に最適な料金プランはあるのか」という、見直す習慣をつけるのが望ましそうだ。
この記事の著者・石川温さんのメルマガ
image by: pimpampix / Shutterstock.com
ページ: 1 2









