七代目が遂げた“奇跡”。老舗の醤油蔵が「食堂」と「調味料」で描く新たな歴史

 

このお店が大人気となっている理由は、定食につく“ごはん”にあります。

8種類から選べる上、そのすべてが食べ放題となっているのです。

「シンプル白米」

「ヒシミツ醤油漬け卵かけごはん」

「ヒシミツ醤油のかしわめし」

「柚子胡椒もろみのだし茶漬け」

「藤川椎茸園の乾燥椎茸のかしわめし」

「柚子胡椒風味のなめ茸ごはん」

「自家製梅干しとわさびのだし茶漬け」

「明太子と高菜のごはん」。

ひとつひとつの量を減らして注文できるので、たくさんの味が楽しめます。

しかも、馴染みのない味ばかりなので、初体験に感動するのではないでしょうか。

この蔵が目指したのは、「おうちごはんを楽しむ調味料」。

140年の歴史がある醤油をはじめ、味噌、もろみ、柚子胡椒などを次々に開発し、食堂のメニューに生かしています。

美味しい調味料を知ってもらうために、この食堂が誕生したのです。

調味料は食堂でも販売しています。

ただ失ったものを復活させたのではなく、新たな価値を創造することで、生まれ変わることができたのです。

これからも、次の歴史を刻み続けていくのではないでしょうか。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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