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創業100周年「集英社」に地上げ疑惑。アスベスト飛散のずさん解体工事に千代田区担当者は「軽いから平気」の放言

創業100周年を迎える大手出版社「集英社」が、第2本社ビルを靖国通りに面するように地上げを進めているなか、その対象地区のビル解体工事でアスベスト飛散の疑いが浮上しています。掲示は工事直前に「無」から「有」に書き換えられ、外国人作業員がたった1人で防塵対策もなく壁を叩き壊す異常事態。さらに千代田区役所の担当者は「軽いから平気」と耳を疑う放言までしています。今回のメルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』では、集英社地上げ疑惑の現場で何が起きているのか、そして千代田区の対応の問題点を追及します。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです

創業100周年「集英社」の地上げ対象地区で、アスベスト飛散の杜撰解体工事疑惑──千代田区役所担当者は「軽いから平気」と放言!?

今年も早4月を迎え、入学式や入社式が街を彩るなか、大手出版社「集英社」(東京都千代田区)は8月に控える創業100周年に向けた祝賀ムードに包まれている。

本紙では、その集英社が100周年と並行し、第2本社ビル(神保町3丁目ビル)を靖国通りに面するように地上げを進めており、しかし、そのやり方は同社と悟られないように巧妙に行われているとの地元住民の告発を受け、昨年5月からウォッチしている。

そうしたところ、その地上げ対象地区のビル解体で杜撰とも思える工事が行われていて、一時工事がストップする事態になっていたことが判明したので報告する。

外国人作業員がたった1人で壁を破壊

場所は神田神保町3丁目、靖国通りから一本入った裏通り。

集英社第2本社ビルの目の前に位置する3階建ビル。それも、アスベスト(石綿)被害を無視した違法解体工事の疑いが浮上しているというものだ。

事態が発覚したのは3月21日(土)のことだ。

近隣住民が現場を視察したところ、何ら防塵対策をすることなく、外国人作業員がたった1人で黙々と内壁を叩き壊していたという。

だが、「解体工事のお知らせ」の掲示を見ると、そこにはアスベスト「有」(対象は「壁」)との記載が。

不審に思った住民が問いかけると、その作業員は「社長から今日一日かけて壁を壊せと言われている。社長は今日は来ない」と答えるのみ。

アスベストを含む壁を、専門知識のない作業員に素手同然で壊させるという、極めて危険な状況が放置されていたのだ。

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掲示が「無」から「有」に書き換えられた謎

住民が事態を重く見て千代田区役所に通報すると、職員からは「アスベストの有無について二転三転している現場だ」と、当局も把握しきれていない実態が漏れた。

本紙は、このビルが解体されるとの情報を得て、工事前の3月9日、現場に出向きその掲示の写真を撮っていた。驚くなかれ、その際はアスベストは「無」との記載が。一体、どういう事情で、いつ「無」から「有」に書き変えられたのだろうか?

その後、役所の担当者が現地に赴き、アスベスト含有箇所の詳細を質したものの、現場側からの回答は曖昧なものに終始。結果、工事は即時停止となった。ただし、その際に区役所担当のK係長が放った言葉は耳を疑うものだった。

「今回のアスベストは(レベル3などの)軽いものだから(飛散しても)問題ない」――専門家が聞けば絶句するような無知、あるいは隠蔽体質とも取れる発言ではないか。

いうまでもないが、アスベストは微細な繊維が肺に沈着することで深刻な健康被害を引き起こすものであり、「軽いから安全」などという理屈はどこにも存在しない。

数日で工事再開、データ開示も拒否

さらに驚くのは、一度はストップしたこの解体工事が数日で再開されたことだ。

掲示によれば、アスベストの調査は2月19日。工事期間は3月12日から4月30日。その日にちは本紙がアスベスト「無」の時に取った掲示と変わりはない。

だが、常識的に考えれば、アスベストが「有」になった段階で、例えレベル3(レベル1~3まで3段階あり、もっとも軽度なのが3)であれ、「簡易養生、手壊し、湿潤化」などの対策がいり、その分、工事期間は長くなるはず。また、アスベストの調査が変わらない(再検査していない?)のに、なぜ「無」が「有」に変わったのか?

そもそも、住民が気づかなければ、そのままアスベストはなかったことにして進めるつもりが、気づかれ? 形だけ「有」ということにしたのか?

住民が判断基準となるアスベスト調査のデータを千代田区に求めても、担当のK課長は「見せられない」と拒否。その際、「あんた如きに見せられない」と耳を疑うような暴言を吐いたとの証言もある。

集英社に有利な容積率上乗せ制度の影

千代田区といえば、本紙でも既報のように、イチョウ並木の街路樹伐採を強行、官製談合事件をトカゲのしっぽ切りで済ませた疑惑など、樋口高顕千代田区長の下でも、相変わらず、民意無視の区政が罷り通っている。

その一方で、ーーー (この記事は『アクセスジャーナル・メルマガ版』2026年4月20日号の一部を抜粋したものです。続きをお読みになりたい方は初月無料のメルマガご登録をご検討ください。公益性、真実相当性があれば相手が大物政治家でもアウトローでも恐れず報じる『アクセスジャーナル・メルマガ版』はあなたの支援を必要としています)

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image by: Akonnchiroll, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

山岡俊介(ジャーナリスト)この著者の記事一覧

2003年12月2日、世界有数の億万長者、「武富士」会長(当時)・武井保雄を塀の中に追いやったジャーナリスト・山岡俊介が、政・官・財を始めとするあらゆる“悪”に鋭く切り込みます。

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