米メディアも報じ始めた「朝鮮戦争」の不気味なリアリティ

 

実は、トランプ自身も決めていない

このように、東アジア情勢は複雑です。その点、中東にはイスラエル以外に核保有国がないので、単純ですね。アメリカは、それほど躊躇することなく、攻撃しています。アフガニスタン、イラク、リビア(=北アフリカ)、シリア(IS空爆)。

朝鮮戦争の件、トランプ自身もまだ決めていないそうです。

K・T・マクファーランド大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)は約2週間前、安全保障に関わる政府関係者を集めて北朝鮮への対策を提案するように指示した。従来の考え方からかけ離れた発想でも構わないと言われたと、ある関係者は明かす。北朝鮮を核保有国として認めることから軍事行動まであらゆる選択肢を検討するよう指示された。マクファーランド氏の狙いは、政権の対北朝鮮政策を根本的に考え直すことだったという。会議に出席した政府関係者らは2月28日、マクファーランド氏に提案を提出した。これらの選択肢は精査されてから大統領に届けられる。
(同上)

「北朝鮮を核保有国として認めることから軍事行動まで」だそうです。どうなるかわかりませんが、心の準備はしておいたほうがよさそうです。

image by: stock_photo_world / Shutterstock.com

 

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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