8月9日11時2分、長崎。改めて考えたい核兵器を廃絶すべき理由

tane20170807
 

1945年8月9日午前11時02分、長崎市に原子爆弾が投下されました。これにより当時の人口約24万人のうち、7万4千人が死亡したと言われています。今回の無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では著者の須田將昭さんが、長崎原爆資料館訪問を振り返りながら、「生きる」「命がある」ということの尊さを問いかけています。

いま、生きているということ

長崎原爆資料館は、入場料大人200円。154円払うと音声ガイドの機械が借りられます。最近、美術館、展覧会で音声ガイドがある場合は必ず借りるようにしています。見所をしっかり理解できますし、展示に至った理由や歴史的背景、他の展示との関連など付加情報が結構多いので、これもおススメです。

さて、「資料館」は「見学所要見込み時間 1時間」とガイドにはあったのですが、たっぷり2時間、見学しました。音声ガイドを聞きながらというのもあるのですが、一つ一つの展示物をじっくり見ながら、「生きるということ、「命があるということについてひたすら問いかけながらの見学でした。

「生きる」ということは、哲学的に高尚なことを常日頃から考えることを求められているわけではないのです。ただただ、「日常生活が滞りなく送れることこそが、「生きる」ということだとあらためて感じます。

朝起きて、家族とおはようと挨拶をする。
朝ご飯を食べる。
珈琲の香がいいなと思う。
着替えて出かける。
職場や学校で、同僚、仲間と過ごす。
仕事をする。勉強をする。
人と会う。資料を読む。
誰かと他愛のない冗談を言いあう。
ちょっと一息入れる。
蝉が鳴いてるのを煩いと思う。
かわいい花にホッとする。
好きな人と目が合ってドキドキする。
安売りの卵が売り切れでがっかりする。
家に帰ってただいまという。
晩ご飯を一緒に食べる。
今日一日のできごとを話す。
今度の週末にはピクニックにでかけようと話す。
お風呂でついつい居眠りしてしまう。
読みかけのミステリーのせいで夜更かしする。
明日も早く起きなきゃいけないのに…。

明日が必ずやってくると思えばこそ私たちは毎日生きていられるのです。

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