23日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり206銘柄、値下がり16銘柄、変わらず3銘柄となった。
22日の米国株式市場は反発。ダウ平均は1016.57ドル高の39186.98ドル、ナスダックは429.52ポイント高の16300.42で取引を終了した。前日の大幅下落の反動で買われ、寄り付き後、上昇した。国債相場も持ち直したため安心感が広がった。その後、ベッセント財務長官が対中貿易で、現状維持が持続可能だとは誰も考えておらず、いずれ合意にいたるとの考えを示したとの報道や、政府報道官が各国との協議が順調に進んでいるとの発言で、貿易交渉の進展期待が広がり、買い戻しが加速し大幅上昇。
米国株の反発や、トランプ大統領が「米連邦準備制度理事会(FRB)議長を解任する意図は持っていない」との発言を受けた為替の円高進行一服などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は前日終値を大幅に上回ってスタートし、一時35000円台を回復した。買い一巡後は、上げ幅を縮小するなど上値の重さが意識されたが、プライム市場の8割強が上昇する全面高の展開となった。
大引けの日経平均は前日比648.03円高(+1.89%)の34868.63円となった。東証プライム市場の売買高は18億1680万株。売買代金は4兆2914億円。業種別では、輸送用機器、ゴム製品、保険、電気機器、精密機器などが上昇した一方、水産・農林の1セクターのみ下落。東証プライム市場の値上がり銘柄は82.3%、対して値下がり銘柄は14.9%となっている。
値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約46円押し上げた。同2位はファーストリテとなり、アドバンテスト、ソニーG、ソフトバンクG、TDK、富士フイルムなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは中外薬となり1銘柄で日経平均を約11円押し下げた。同2位はニトリHDとなり、コナミG、エムスリー、良品計画、住友鉱、ニチレイなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 34868.63(+648.03)
値上がり銘柄数 206(寄与度+677.25)
値下がり銘柄数 16(寄与度-29.22)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 19650 470 46.90
ファーストリテ 46500 560 44.70
アドバンテ 5558 167 44.44
ソニーG 3537 190 31.60
ソフトバンクG 6803 144 28.74
TDK 1379.5 47.5 23.70
富士フイルム 2909.5 233.5 23.30
テルモ 2764.5 85.5 22.75
トヨタ自動車 2582 123 20.46
ファナック 3497 87 14.47
日東電工 2474 69.5 11.56
東京海上HD 5410 221 11.03
信越化 3786 61 10.14
三菱商事 2626 97.5 9.73
ダイキン工業 16195 290 9.65
京セラ 1668.5 34.5 9.18
NTTデータG 2641.5 54.5 9.06
フジクラ 4696 264 8.78
任天堂 10415 240 7.98
ブリヂストン 6002 223 7.42
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
中外製薬 8194 -119 -11.87
ニトリHD 17280 -455 -7.57
コナミG 19735 -140 -4.66
エムスリー 1794 -18.5 -1.48
良品計画 4790 -34 -1.13
住友金属鉱山 3145 -40 -0.67
ニチレイ 2007.5 -14 -0.47
ディスコ 26965 -65 -0.43
日本電気 3207 -18 -0.30
ディー・エヌ・エー 3559 -25 -0.25
SCREEN 9037 -14 -0.19
サイバーエージ 1168.5 -4.5 -0.12
LINE ヤフー 550 -2.7 -0.04
日本ハム 5495 -2 -0.03
西日本旅客鉄道 3128 -2 -0.01
明治HD 3577 -1 -0.01