28日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり163銘柄、値下がり60銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は4日続伸。182.15円高の35887.89円(出来高概算8億5792万株)で前場の取引を終えている。前週末25日の米国市場でダウ平均は20.10ドル高の40113.50ドル、ナスダックは216.90ポイント高の17382.94で取引を終了。貿易摩擦問題がくすぶり寄り付き後、まちまち。トランプ大統領の通商交渉中との発言を中国が否定したため関係悪化を警戒しダウは下落した。ナスダックはアルファベットの決算を好感した買いがけん引し、上昇。さらに、ミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ったため景気悪化への懸念も弱まったほか、トランプ大統領が通商交渉で日本との合意が近いとするなど同盟国との協議進展を好感し、ダウもかろうじてプラス圏を回復した。米株高を受けて、4月28日の日経平均は前営業日比257.06円高の35962.80円と4営業日続伸でスタート。外国為替市場でドル円が143円台と円高一服感が台頭しているほか、米中貿易摩擦懸念がやや後退していることが上昇要因となっている。また、二転三転するトランプ米大統領の言動に振らされる地合いは変わらないが、投資家のリスク回避の姿勢は大幅に後退しつつあり、約1カ月ぶりに一時節目の36000円台を回復する場面も見られた。
値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位は信越化学となり、2銘柄で日経平均を約131円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは信越化学で6.67%高、同2位は住友ファーマで5.74%高だった。
一方、値下がり寄与トップはアドバンテスト、同2位は日東電工となり、2銘柄で日経平均を約110円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは日東電工で5.80%安、同2位はアドバンテストで5.35%安だった。
*11:30現在
日経平均株価 35887.89(+182.15)
値上がり銘柄数 163(寄与度+364.84)
値下がり銘柄数 60(寄与度-182.69)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 47840 1090 87.01
信越化 4316 270 44.90
トヨタ自動車 2838 148 24.61
NTTデータG 2850 83 13.80
アステラス製薬 1442 60.5 10.06
豊田通商 2664.5 91.5 9.13
良品計画 4889 263 8.75
日立建機 4291 215 7.15
コナミG 19480 195 6.49
富士フイルム 3005 60 5.99
ニトリHD 16860 320 5.32
TDK 1478.5 10.5 5.24
東エレク 21300 50 4.99
伊藤忠商事 7272 144 4.79
ダイキン工業 16165 140 4.66
キヤノン 4422 90 4.49
小松製作所 4166 131 4.36
ニデック 2592 81.5 4.34
三菱商事 2720 42 4.19
第一三共 3560 37 3.69
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 5679 -321 -85.42
日東電工 2477.5 -152.5 -25.36
中外製薬 8150 -124 -12.37
ディスコ 27905 -825 -5.49
レーザーテック 12820 -355 -4.72
ソフトバンクG 7200 -23 -4.59
バンナムHD 4754 -41 -4.09
ソニーG 3513 -22 -3.66
住友不動産 5315 -82 -2.73
ファナック 3704 -16 -2.66
リクルートHD 7585 -24 -2.39
オリックス 2831.5 -59.5 -1.98
ネクソン 2218 -29.5 -1.96
ヤマハ 1040 -19.5 -1.95
フジクラ 5215 -57 -1.90
スズキ 1685.5 -13 -1.73
SMC 46360 -520 -1.73
安川電機 3022 -47 -1.56
富士電機 6089 -233 -1.55
太陽誘電 2187 -45 -1.50