1日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり145銘柄、値下がり77銘柄、変わらず3銘柄となった。
4月30日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は141.74ドル高の40669.36ドル、ナスダックは14.98ポイント安の17446.34で取引を終了した。ADP雇用統計が予想を下回り、1-3月期国内総生産(GDP)がマイナス成長に落ち込むなど低調な経済指標を嫌気した売りに、寄り付き後、大幅下落。国内経済の景気後退入り懸念も再燃し、相場は終日軟調に推移した。終盤にかけて、トランプ大統領がいずれ中国の国家主席と会談することになるとの言及に加え、政府が中国に関税協議を打診しているとの報道で対中貿易協議に楽観的な見方が広がったほか、財務長官がウクライナとの天然資源協定に署名の用意があるとしたため、相場は下げ止まった。ダウはプラス圏を回復、ナスダックは主要ハイテク決算を控えた警戒感に上値が抑制されてまちまちで終了。
米中貿易協議に対する楽観的なムードが先行し、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は、買い一巡後は上値の重い展開となったが、ランチタイムに日本銀行の金融政策決定会合の結果が伝わると様相が一変。金融政策は、市場想定通りの現状維持となったが、経済・物価情勢の展望(展望レポート)にて25年度のGDP成長率見通しなどを引き下げたことで、利上げ先送り観測が強まり、大型株が上昇する展開に。為替の円安推移も材料視されて、日経平均は後場一段高となった。
値上がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約107円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、TDK、リクルートHD、中外薬、NTTデータG、豊田通商などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは村田製となり1銘柄で日経平均を約22円押し下げた。同2位はソニーGとなり、ニトリHD、三井物、良品計画、ZOZO、花王などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 36452.30(+406.92)
値上がり銘柄数 145(寄与度+510.04)
値下がり銘柄数 77(寄与度-103.12)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 6267 404 107.50
ソフトバンクG 7315 151 30.14
TDK 1580 58.5 29.19
リクルートHD 8217 275 27.44
中外製薬 8439 220 21.95
NTTデータG 2947 119.5 19.87
豊田通商 2973 148 14.77
信越化 4415 85 14.14
HOYA 17555 775 12.89
大塚HD 7315 358 11.91
テルモ 2778.5 39.5 10.51
任天堂 12145 315 10.48
フジクラ 5556 309 10.28
ディスコ 29050 1430 9.51
日東電工 2546.5 46 7.65
キーエンス 61930 2090 6.95
ファーストリテ 47060 80 6.39
スズキ 1754.5 47 6.25
富士フイルム 2997.5 62 6.19
オリンパス 1906.5 41 5.45
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
村田製作所 1930.5 -283.5 -22.63
ソニーG 3663 -108 -17.96
ニトリHD 16570 -505 -8.40
三井物産 2790 -108 -7.18
良品計画 4663 -187 -6.22
ZOZO 1423.5 -30.5 -3.04
花王 6022 -85 -2.83
三菱商事 2687 -25 -2.49
アルプスアルパイン 1382 -66 -2.20
京セラ 1684 -8 -2.13
東京海上HD 5668 -40 -2.00
ヤマトHD 1972.5 -54.5 -1.81
商船三井 4563 -176 -1.76
ディー・エヌ・エー 3704 -151 -1.51
東エレク 21210 -15 -1.50
東宝 7745 -415 -1.38
ベイカレント 7611 -79 -1.31
しずおかFG 1541 -37.5 -1.25
千葉銀行 1229.5 -31.5 -1.05
コンコルディアFG 891 -27.6 -0.92