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日経平均は184円高でスタート、ホンダや信越化などが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;36636.55;+184.25
TOPIX;2684.81;+5.37

[寄り付き概況]

 2日の日経平均は184.25円高の36636.55円と7日続伸して取引を開始した。前日1日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は83.60ドル高の40752.96ドル、ナスダックは264.40ポイント高の17710.74で取引を終了した。ソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)やソーシャルテクノロジー会社のメタ・プラットフォームズ(META)など主要ハイテク企業の好決算を好感した買いに、寄り付き後、上昇。その後も、対中貿易協議の可能性を期待した買いや、ウクライナとの資源協定締結が成長減速や地政学的リスク懸念を和らげ買い戻しが先行し、相場は終日堅調に推移した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=145円40銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円30銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出株などの株価支援要因となった。さらに、日本時間の今朝早朝から日米関税交渉の2回目の協議が予定時間を超過して行われたが、今後の関税交渉に期待する向きもあり、株価下支え要因となった。一方、日経平均は昨日までの6日続伸で2200円を超す上げとなったことから、短期的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。また、東京市場は明日から4連休となることから、積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された3月の完全失業率(季節調整値)は2.5%となり前月比0.1ポイント上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.4%だった。また、3月の有効求人倍率(季節調整値)は1.26倍で前月から0.02ポイント上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.25倍だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は20-26日に国内株を4週連続で買い越した。買越額は2783億円だった。今日は中国(上海・深セン)市場などが休場となる。

 セクター別では、輸送用機器、精密機器、医薬品、海運業、石油石炭製品などが値上がり率上位、その他金融業、銀行業、パルプ・紙、倉庫運輸関連、食料品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ホンダ、信越化、第一三共、ダイキン、デンソー、HOYA、トヨタ、東エレク、7&iHD、武田薬、ソフトバンクG、任天堂、三菱重などが上昇。他方、りそなHD、ニトリHD、ディスコ、TDK、サンリオ、みずほ、リクルートHD、三井住友、DeNA、三菱UFJ、IHIなどが下落している。

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