12日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり155銘柄、値下がり70銘柄、変わらず0銘柄となった。
前週末9日の米国株式市場でダウ平均は119.07ドル安の41249.38ドル、ナスダックは0.78ポイント高の17928.92で取引を終了。英国との通商協定合意を受け、さらなる協議進展期待から寄り付き後、上昇。トランプ大統領が対中関税80%へ引き下げを示唆したことは好感材料となったものの、報道官が無条件での引下げはないことを明らかにすると、相場は売りに転じた。対中通商協議を控え、不透明感がくすぶりダウは終盤にかけ下げ幅を拡大。一方、ハイテクは底堅くナスダックはかろうじてプラス圏を維持し、まちまちで終了した。米株式市場の動向を横目に、5月12日の日経平均は前営業日比193.95円高の37697.28円と3営業日続伸でスタートした。米中協議の進展を受けて予想通り安心感が広がったが、寄付き直後に37726.44円を付けた後は上値の重い展開に。引き続き国内では決算ピークが続くことから様子見姿勢が強まり、後場に再度持ち直したものの、全体としては積極的な買いは手控えられた。
大引けの日経平均は前日比140.93円高(+0.38%)の37644.26円となった。東証プライム市場の売買高は21億5238万株。売買代金は4兆8542億円。業種別では、倉庫・運輸、証券・商品先物、海運、鉱業、機械などが上昇した一方、医薬品、サービス、その他製品、鉄鋼、食料品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は68.3%、対して値下がり銘柄は29.1%となっている。
値上がり寄与トップはアドバンテスト、同2位は東エレクとなり、2銘柄で日経平均を約194円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはアドバンテストで9.04%高、同2位は安川電で6.79%高だった。
一方、値下がり寄与トップは中外薬、同2位はコナミGとなり、2銘柄で日経平均を約124円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはDeNAで16.39%安、同2位は中外薬で11.13%安だった。
*15:30現在
日経平均株価 37644.26(+140.93)
値上がり銘柄数 155(寄与度+462.93)
値下がり銘柄数 70(寄与度-322.00)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 7300 605 160.99
東エレク 22890 335 33.43
ソフトバンクG 7507 88 17.56
TDK 1616 32.5 16.22
トレンドマイクロ 10310 382 12.71
ディスコ 32910 1890 12.57
富士フイルム 3354 118 11.77
ファナック 3780 69 11.48
信越化 4494 59 9.81
レーザーテック 14775 695 9.25
日東電工 2689.5 50 8.32
京セラ 1762 26 6.92
安川電機 3226 205 6.82
SCREEN 10550 480 6.39
オリンパス 2021 43 5.72
トヨタ自動車 2753.5 34 5.65
東京海上HD 5932 111 5.54
7&iHD 2298.5 54.5 5.44
ダイキン工業 16150 150 4.99
豊田通商 3025 48 4.79
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
中外製薬 7304 -915 -91.30
コナミG 19295 -1000 -33.26
第一三共 3258 -289 -28.84
リクルートHD 8337 -276 -27.54
塩野義製薬 2252.5 -153 -15.27
大塚HD 6695 -380 -12.64
アステラス製薬 1342 -54 -8.98
ニトリHD 17055 -525 -8.73
任天堂 11580 -240 -7.98
バンナムHD 4721 -79 -7.88
武田薬品工業 4000 -234 -7.78
ディー・エヌ・エー 3035 -595 -5.94
ファーストリテ 48660 -70 -5.59
エーザイ 3890 -160 -5.32
セコム 5474 -69 -4.59
キッコーマン 1391 -22 -3.66
日本ハム 5324 -180 -2.99
ZOZO 1609.5 -27.5 -2.74
テルモ 2766.5 -9.5 -2.53
明治HD 3236 -161 -2.14