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日経平均は15円高でスタート、ディスコやソフトバンクGなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;38199.03;+15.77
TOPIX;2769.56;-2.58

[寄り付き概況]

 14日の日経平均は15.77円高の38199.03円と5日続伸して取引を開始した。前日13日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は269.67ドル安の42140.43ドル、ナスダックは301.75ポイント高の19010.09で取引を終了した。管理医療会社のユナイテッドヘルス・グループの下落が重しとなり寄り付き後、まちまち。消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったため関税によるインフレ上昇への懸念が緩和し相場の下値を支えた。サウジアラビア政府系ファンドが所有する人工知能(AI)新興企業との提携発表を受けた半導体のエヌビディアの上昇が支援し、ナスダックは終日買われ、終盤にかけ上げ幅を拡大。ダウは一段安となり、主要指数は高安まちまちで終了した。

 今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、下げの要因はユナイテッドヘルスの下落によるところが大きく、東京市場への影響は限定的だった。むしろ、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.61%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.15%上昇と、それぞれ大幅に上昇したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、国内3月決算企業の決算発表がピークを迎えており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が引き続き株価下支え要因となった。一方、日経平均は昨日までの4日続伸で1400円を超す上げとなっていることから、短期的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。また、5月中旬以降に行われるとされる関税を巡る3回目の日米交渉を見極めたいとして、積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階ではやや買いが優勢だった。

 セクター別では、銀行業、証券商品先物、非鉄金属、繊維製品、鉱業などが値上がり率上位、不動産業、医薬品、ゴム製品、海運業、輸送用機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ディスコ、フジクラ、ソフトバンクG、ネクソン、三井金、三越伊勢丹、アドバンテスト、りそなHD、住友ファーマ、住友電工、レーザーテック、三井住友、三菱UFJ、東エレクなどが上昇。他方、安川電、三井不、パナHD、ニトリHD、第一三共、ソニーG、ダイキン、楽天銀行、ホンダ、日産自、大和ハウスなどが下落している。

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