15日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり76銘柄、値下がり147銘柄、変わらず2銘柄となった。
14日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は89.37ドル安の42051.06ドル、ナスダックは136.73ポイント高の19146.81で取引を終了した。貿易協議や減税案の進展を好感した買いに、寄り付き後、上昇。その後、年内の利下げ期待の後退や長期金利の上昇を警戒し、ダウは下落に転じた。一方、エヌビディアなど半導体は引き続き買われ、ナスダックは終日堅調に推移し、主要指数は高安まちまちで終了した。
米株式市場の動向を横目に、15日の日経平均は295.77円安の37832.36円と続落して取引を開始した。日経平均は4月7日から終値ベースで7000円近く上昇した水準にあることから、利益確定売りや戻り待ちの売りが先行。為替の円高推移も影響した。また、5月中旬以降に行われるとされる関税を巡る3回目の日米通商交渉お状況を見極めたいとして、積極的な買いを手控える向きもあった。
大引けの日経平均は前日比372.62円安（－0.98％）の37755.51円となった。東証プライム市場の売買高は20億2594万株。売買代金は4兆7778億円。業種別では、輸送用機器、その他製品、証券・商品先物、保険、銀行などが下落した一方、海運、繊維、陸運、食料品、小売などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は29.9％、対して値下がり銘柄は67.2％となっている。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約59円押し下げた。同2位はリクルートHDとなり、アドバンテスト、TDK、ソニーG、ソフトバンクG、トヨタなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは太陽誘電となり1銘柄で日経平均を約5円押し上げた。同2位はイオンとなり、ニデック、京成、セコム、アサヒ、信越化などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 37755.51(-372.62)
値上がり銘柄数 76(寄与度+77.05)
値下がり銘柄数 147(寄与度-449.67)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
太陽誘電 2514 159.5 5.31
イオン 4361 114 3.79
ニデック 2861.5 67.5 3.59
京成電鉄 1679.5 70.5 3.52
セコム 5260 47 3.13
アサヒGHD 1956.5 30 2.99
信越化 4646 16 2.66
横浜ゴム 3414 139 2.31
三菱重工業 2746 68 2.26
良品計画 5193 67 2.23
ファナック 3948 13 2.16
クラレ 1814 60.5 2.01
電通グループ 3207 60 2.00
安川電機 3388 54 1.80
大林組 2178.5 49 1.63
富士通 3308 47 1.56
伊藤忠商事 7517 47 1.56
商船三井 5154 151 1.51
中外製薬 7515 15 1.50
花王 6276 45 1.50
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 48220 -740 -59.07
リクルートHD 8762 -282 -28.14
アドバンテ 7413 -83 -22.09
TDK 1592.5 -39.5 -19.71
ソニーG 3682 -106 -17.63
ソフトバンクG 7812 -84 -16.76
トヨタ自動車 2657 -92.5 -15.38
テルモ 2677.5 -49 -13.04
ホンダ 1403.5 -57 -11.38
日東電工 2699 -61 -10.14
東エレク 24130 -95 -9.48
フジクラ 5760 -267 -8.88
バンナムHD 4588 -87 -8.68
任天堂 11445 -255 -8.48
京セラ 1761 -31.5 -8.38
ディスコ 35830 -1200 -7.98
スズキ 1757.5 -54 -7.18
エーザイ 3667 -214 -7.12
KDDI 2562.5 -17.5 -6.99
ダイキン工業 16105 -200 -6.65