19日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり95銘柄、値下がり127銘柄、変わらず3銘柄となった。
16日の米国市場でダウ平均は331.99ドル高の42654.74ドル、ナスダックは98.78ポイント高の19211.10で取引を終了。住宅着工件数が予想を下回ったほか、その後発表されたミシガン大消費者信頼感指数が予想外に低下した。一方、期待インフレ率が上昇し利下げ期待の後退で相場は一時売りに転じた。しかし、ユナイテッドヘルス・グループ（UNH）が幹部による自社株購入の報道で反発すると相場はプラス圏を回復し終盤にかけ上げ幅を拡大し、終了した。米株式市場の動向を横目に、5月19日の日経平均は前営業日比181.36円安の37572.36円と4営業日続落でスタートした。米格付け会社ムーディーズ・レーティングスは16日、米国の信用格付けを最上位の「Aaa」から「Aa1」に1段階引き下げたことに対するリスク回避の動きが先行した。ただ、為替は1ドル145円前後でのもみ合いが続いたことで、過度な警戒感は広がらず。売り一巡後の日経平均は37500円水準での推移となった。
大引けの日経平均は前日比255.09円安（－0.68％）の37498.63円となった。東証プライム市場の売買高は16億7081万株。売買代金は3兆8215億円。業種別では、海運、石油・石炭、保険、証券・商品先物、非鉄金属などが下落した一方、医薬品、空運、水産・農林、不動産、輸送用機器などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は50.6％、対して値下がり銘柄は45.9％となっている。
値下がり寄与トップはアドバンテ、同2位はファーストリテとなり、2銘柄で日経平均を約97円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはレーザーテックで5.16％安、同2位は京成で4.54％安だった。
一方、値上がり寄与トップは第一三共、同2位は中外薬となり、2銘柄で日経平均を約37円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは第一三共で7.06％高、同2位はコニカミノルタで6.31％高だった。
*15:30現在
日経平均株価 37498.63(-255.09)
値上がり銘柄数 95(寄与度+113.03)
値下がり銘柄数 127(寄与度-368.12)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
第一三共 3698 244 24.35
中外製薬 7656 129 12.87
スズキ 1809.5 40 5.32
村田製作所 2081 56 4.47
トヨタ自動車 2665 22.5 3.74
三菱重工業 2916 86 2.86
セコム 5395 40 2.66
ベイカレント 7900 159 2.64
HOYA 17960 145 2.41
トレンドマイクロ 10690 65 2.16
エーザイ 3796 65 2.16
三菱商事 2900 20 2.00
日本ハム 5324 116 1.93
メルカリ 2398 54.5 1.81
オリンパス 1885 13 1.73
塩野義製薬 2237 17 1.70
良品計画 5265 51 1.70
三菱地所 2580 50 1.66
日本航空 2845 45 1.50
協和キリン 2254.5 43.5 1.45
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 7066 -207 -55.08
ファーストリテ 48470 -530 -42.31
東エレク 23065 -400 -39.91
ソフトバンクG 7579 -150 -29.94
ファナック 3794 -122 -20.29
KDDI 2546 -49 -19.56
信越化 4573 -116 -19.29
レーザーテック 14055 -765 -10.18
リクルートHD 8298 -92 -9.18
日東電工 2634 -45 -7.48
コナミG 19440 -165 -5.49
オリエンタルランド 3240 -147 -4.89
京成電鉄 1598.5 -76 -3.79
豊田通商 2986.5 -37.5 -3.74
ディスコ 34610 -540 -3.59
テルモ 2705 -13.5 -3.59
安川電機 3258 -106 -3.53
住友不動産 5352 -106 -3.53
ニトリHD 15335 -205 -3.41
東京海上HD 5850 -66 -3.29