6日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり147銘柄、値下がり76銘柄、変わらず2銘柄となった。
前日5日の米国株式市場は下落。テスラの下落が重しとなったほか、連邦準備制度理事会（FRB）のクーグラー理事が現在インフレに焦点を当てていると言及すると年内の利下げ期待が後退した。雇用統計の発表を控えた警戒感も売り材料となり戻りなく終了。米株式市場の動向を横目に、
本日の日経平均は35.95円高の37590.44円と反発して取引を開始。その後はプラス圏で推移したが、37650円から37750円の小幅なレンジでの推移となった。米中首脳による電話協議を受けて今後の交渉進展への期待感や外為市場で円相場が落ち着いた動きとなったことも安心感となった。また、日経平均は昨日段階で37400円台に位置する25日移動平均線が下値支持線として意識され、ここからの短期的な下値余地は大きくないとの見方もあった。ただ、米関税政策による米国経済の下押し圧力が意識される中、今晩米国で5月の米雇用統計が発表されることから、これらを見極めたいとして積極的に買い進む動きは限定的となった。
大引けの日経平均は前日比187.12円高の37741.61円となった。東証プライム市場の売買高は14億6413万株、売買代金は3兆6054億円だった。セクターでは、鉄鋼、建設業、機械などが上昇した一方で、水産・農林業、ガラス・土石製品、繊維製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は53％、対して値下がり銘柄は44％となっている。
値上がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約46円押し上げた。同2位は東エレクとなり、中外薬、ファーストリテ、バンナムHD、ソニーG、三菱重などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは第一三共となり1銘柄で日経平均を約6円押し下げた。同2位はニトリHDとなり、SMC、ソフトバンクG、大塚HD、ダイキン、安川電などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 37741.61(+187.12)
値上がり銘柄数 147(寄与度+248.37)
値下がり銘柄数 76(寄与度-61.25)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 7929 173 46.03
東エレク 23650 300 29.94
中外製薬 7619 287 28.64
ファーストリテ 48820 130 10.38
バンナムHD 4634 79 7.88
ソニーG 3833 43 7.15
三菱重工業 3470 135 4.49
小松製作所 4470 129 4.29
オリエンタルランド 3278 128 4.26
SCREEN 10820 320 4.26
良品計画 6155 121 4.02
オリンパス 1950 30 3.99
デンソー 1930 28.5 3.79
メルカリ 2600 109 3.63
ホンダ 1402 18 3.59
TDK 1513.5 6.5 3.24
7＆iHD 2240 28 2.79
ブリヂストン 5937 79 2.63
鹿島建設 3716 149 2.48
スズキ 1680 17 2.26
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
第一三共 3485 -63 -6.29
ニトリHD 14335 -250 -4.16
SMC 52560 -1240 -4.12
ソフトバンクG 7363 -18 -3.59
大塚HD 6778 -102 -3.39
ダイキン工業 16280 -95 -3.16
安川電機 3148 -94 -3.13
レーザーテック 14525 -205 -2.73
ソシオネクスト 2172.5 -61.5 -2.05
エーザイ 3948 -53 -1.76
トレンドマイクロ 10965 -50 -1.66
資生堂 2378.5 -45 -1.50
リクルートHD 8127 -15 -1.50
パナHD 1567.5 -38 -1.26
セコム 5272 -16 -1.06
協和キリン 2434 -31 -1.03
ミネベアミツミ 1913 -29.5 -0.98
ベイカレント 7215 -58 -0.96
セイコーエプソン 1820.5 -14.5 -0.96
大日本印刷 2103.5 -27.5 -0.91