16日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり175銘柄、値下がり49銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は反発。359.14円高の38193.39円（出来高概算7億4354万株）で前場の取引を終えている。前週末13日の米国市場でダウ平均は769.83ドル安の42197.79ドル、ナスダックは255.65ポイント安の19406.83で取引を終了。イスラエルのイラン空爆を受け中東情勢悪化を警戒した売りが加速。その後、ミシガン大消費者信頼感指数の改善や期待インフレ率の低下を好感し、売りが一段落したが、中盤にかけ、イランによるイスラエル報復ミサイル攻撃開始を受けて再び売りが加速した。イスラエルが市民を対象にしたイランの報復攻撃を「レッドラインを超えた」と非難したため状況悪化を警戒し、終盤にかけ下げ幅を拡大。米株式市場の動向を横目に、6月16日の日経平均は前営業日比222.61円高の38056.86円と反発でスタートした。中東情勢を巡る警戒感は依然として残るものの、為替も朝方から円安方向に振れている他、トランプ米大統領がG7サミット期間中に新たな貿易合意を結ぶ可能性を示唆したと伝わるなか、リバウンド狙いの買いも入っているとみられる。ただ、買い一巡後は上値重く、前場の指数は高値圏でもみ合う展開となった。
値上がり寄与トップはアドバンテスト、同2位はソフトバンクGとなり、2銘柄で日経平均を約245円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップもアドバンテストで9.17％高、同2位は日野自で4.90％高だった。
一方、値下がり寄与トップはダイキン、同2位はネクソンとなり、2銘柄で日経平均を約16円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはネクソンで4.21％安、同2位はルネサスで2.28％安だった。
*11:30現在
日経平均株価 38193.39(+359.14)
値上がり銘柄数 175(寄与度+436.19)
値下がり銘柄数 49(寄与度-77.05)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 9284 780 207.56
ソフトバンクG 8481 189 37.72
ファーストリテ 46640 220 17.56
東エレク 23905 105 10.48
ホンダ 1441 47.5 9.48
KDDI 2444 18 7.18
ディスコ 34170 1040 6.92
TDK 1503.5 10.5 5.24
ファナック 3850 29 4.82
良品計画 6398 141 4.69
味の素 3673 69 4.59
京セラ 1707 15 3.99
三菱商事 2883.5 38 3.79
7＆iHD 2204.5 38 3.79
三井物産 2958 52.5 3.49
豊田通商 2986 34.5 3.44
塩野義製薬 2518 32 3.19
伊藤忠商事 7413 87 2.89
任天堂 11900 85 2.83
メルカリ 2648 84.5 2.81
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ダイキン工業 16330 -255 -8.48
ネクソン 2730 -120 -7.98
バンナムHD 4749 -80 -7.98
中外製薬 7383 -74 -7.38
テルモ 2586 -23 -6.12
ニトリHD 14120 -285 -4.74
日東電工 2596 -25.5 -4.24
HOYA 16455 -205 -3.41
ソニーG 3716 -19 -3.16
SMC 51730 -820 -2.73
大塚HD 7172 -79 -2.63
第一三共 3493 -24 -2.39
リクルートHD 7931 -17 -1.70
キーエンス 57530 -450 -1.50
ルネサスエレクトロ 1867.5 -43.5 -1.45
エーザイ 4024 -30 -1.00
花王 6662 -30 -1.00
京成電鉄 1356 -14 -0.70
富士通 3448 -20 -0.67
資生堂 2415 -18.5 -0.62