23日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり55銘柄、値下がり165銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は3営業日続落。227.60円安の38175.63円(出来高概算7億9677万株)で前場の取引を終えている。前週末20日の米国市場でダウ平均は35.16ドル高の42206.82ドル、ナスダックは98.86ポイント安の19447.41で取引を終了。イランと欧州の会合に加え、トランプ大統領がイスラエル・イラン対立について外交的解決の余地を与えたため安心感が浮上。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が早くて7月の利下げの可能性に言及すると早期利下げ期待を受けた買いも手伝い一段高となった。その後、トランプ米政権が中国に対する半導体規制を強化するとの観測がナスダックの重しとなり、相場を押し下げ。さらに、オプション満期日で、テクニカルな取引も見られ、終日調整色が強くまちまちで終了。前週末の米株式市場を横目に、6月23日の日経平均は前営業日比142.54円安の38260.69円と3営業日続落でスタート。朝方の売り一巡後は、指数は横ばい推移となっているが、戻りは鈍くマイナス圏で推移した。米国がイランの核施設3カ所に攻撃を行ったことで、まずはリスク回避の動きが先行する展開となった。また、トランプ政権の半導体規制強化観測により国内の半導体関連株も軟調に推移しているが、指数全体としては大きな下落には至っていない。
値下がり寄与トップは東エレク、同2位はアドバンテストとなり、2銘柄で日経平均を約102円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはSCREENHDで3.76%安、同2位はNRIで3.08%安だった。
一方、値上がり寄与トップは中外薬、同2位はファーストリテとなり、2銘柄で日経平均を約50円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはサッポロHDで5.66%高、同2位は中外薬で4.09%高だった。
*11:30現在
日経平均株価 38175.63(-227.60)
値上がり銘柄数 55(寄与度+101.56)
値下がり銘柄数 165(寄与度-329.16)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
中外製薬 7483 294 29.34
ファーストリテ 46290 260 20.76
テルモ 2655.5 32 8.52
HOYA 17105 220 3.66
KDDI 2408 8.5 3.39
サッポロHD 7592 407 2.71
バンナムHD 4921 27 2.69
三菱重工業 3524 74 2.46
セコム 5350 37 2.46
7&iHD 2265 22 2.20
ダイキン工業 16115 55 1.83
三井不動産 1406 17 1.70
ヤマトHD 1944 43 1.43
コムシスHD 3345 41 1.36
日立建機 4221 40 1.33
IHI 15780 380 1.26
アサヒGHD 1956 12 1.20
大成建設 8497 177 1.18
リクルートHD 7782 10 1.00
ZOZO 1560.5 9 0.90
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 23405 -580 -57.88
アドバンテ 9665 -166 -44.17
ソフトバンクG 8873 -106 -21.15
ソニーG 3508 -99 -16.46
信越化 4347 -61 -10.14
任天堂 12495 -235 -7.82
ディスコ 35670 -1020 -6.79
ファナック 3673 -40 -6.65
レーザーテック 15970 -500 -6.65
フジクラ 6675 -185 -6.15
野村総合研究所 5658 -180 -5.99
TDK 1566.5 -12 -5.99
トレンドマイクロ 9836 -174 -5.79
日東電工 2550 -33 -5.49
SCREEN 10380 -405 -5.39
ホンダ 1400 -23.5 -4.69
トヨタ自動車 2476.5 -26 -4.32
キーエンス 55100 -1080 -3.59
日立製作所 3903 -87 -2.89
村田製作所 2028 -35.5 -2.83