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豆蔵デジタルHD Research Memo(8):2025年3月期の配当性向は67.1%と高水準、高い資本効率性を実現

■株主還元策

豆蔵デジタルホールディングスは株主還元策として配当を実施している。将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定的な配当を継続することを基本方針としており、2025年3月期においては1株当たり配当金が60.0円であり、配当性向は67.1%に達した。ROEは50.6%と高い資本効率性を実現しており、資本の有効活用の観点からも株主に対する還元水準は十分であろう。

2026年3月期はAIロボティクス・エンジニアリング領域への先行投資を計画しているが、事業成長による収益拡大が見込まれるなか、1株当たり配当金は前期比1.0円増の61.0円とする見通しである。積極的な成長投資を実行しながらも積極的な利益還元を実施する姿勢であり、健全な財務戦略と利益成長が両立されている点においてポジティブに評価されよう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林拓馬)

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