3日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり130銘柄、値下がり92銘柄、変わらず3銘柄となった。
前日2日の米国株式市場はまちまち。ADP雇用統計が予想外に減少したため、景気減速が警戒されたが、エヌビディア（NVDA）などの反発がけん引した。また、通商交渉進展やトランプ政権の大型減税成立期待が広がると、トランプ大統領がベトナムと関税政策を巡り合意に達したと明らかにすると買い手優位に。ダウは下落もナスダックやS&P500種指数は過去最高値を更新し終了した。
米株市場を横目に、本日の日経平均は3日ぶり反発して取引を開始、その後は売り買いが交錯して前日終値を挟んでのもみ合い展開となった。大引けにかけてやや下げ幅を広げたが、取引終盤に買いが集まり、指数もプラス圏に浮上して終了した。東京市場でも引き続きハイテク株や半導体関連株は底堅く推移し、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。ただ、日米関税交渉の先行き不透明感が意識されて投資家心理が重くなるなか、今晩に米雇用統計の公表を控えており、様子見ムードも強まった。そのほか、週末の米独立記念日を控えて海外投資家の資金流入ペースが鈍った可能性もある。
大引けの日経平均は前日比23.42円高の39785.90円となった。東証プライム市場の売買高は19億8848万株、売買代金は5兆319億円だった。業種別では、鉄鋼、非鉄金属、輸送用機器などが値上がり率上位、情報・通信業、倉庫・運輸関連業、建設業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライム市場の値上がり銘柄は50.8％、対して値下がり銘柄は45.1％となっている。
値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約46円押し上げた。同2位はアドバンテストとなり、TDK、信越化、トヨタ、ファナック、HOYAなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはコナミGとなり1銘柄で日経平均を約30円押し下げた。同2位はソフトバンクGとなり、テルモ、KDDI、バンナムHD、NTTデータG、良品計画などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 39785.90(+23.42)
値上がり銘柄数 130(寄与度+235.62)
値下がり銘柄数 92(寄与度-212.20)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 27050 465 46.40
アドバンテ 10530 105 27.94
TDK 1632.5 27 13.47
信越化 4822 48 7.98
トヨタ自動車 2511.5 46 7.65
ファナック 3892 37 6.15
HOYA 16930 350 5.82
ホンダ 1449.5 28 5.59
富士フイルム 3102 53 5.29
SCREEN 11665 375 4.99
フジクラ 7705 140 4.66
村田製作所 2156.5 55.5 4.43
デンソー 1958 30 3.99
三井物産 3015 58 3.86
ミネベアミツミ 2182 116 3.86
三菱商事 2946.5 38.5 3.84
任天堂 13110 110 3.66
太陽誘電 2602 109 3.63
ディスコ 41450 520 3.46
日東電工 2729.5 19 3.16
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
コナミG 20210 -905 -30.10
ソフトバンクG 10650 -75 -14.97
テルモ 2466 -52.5 -13.97
KDDI 2465.5 -34 -13.57
バンナムHD 4685 -111 -11.08
NTTデータG 3931 -52 -8.65
良品計画 6674 -258 -8.58
中外製薬 7036 -75 -7.48
第一三共 3226 -72 -7.18
リクルートHD 8152 -65 -6.49
ファーストリテ 47950 -70 -5.59
塩野義製薬 2500.5 -51 -5.09
ニトリHD 13600 -300 -4.99
日本ハム 4916 -245 -4.07
セコム 5213 -51 -3.39
ソニーG 3657 -19 -3.16
大塚HD 6819 -88 -2.93
オリンパス 1688.5 -22 -2.93
クレディセゾン 3928 -86 -2.86
トレンドマイクロ 9606 -78 -2.59