4日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり97銘柄、値下がり127銘柄、変わらず1銘柄となった。
前日3日の米国株式市場は上昇。雇用統計が予想外に強まったことを好感。通商交渉の進展やトランプ政権の大型減税成立期待を受けた買いが引き続き支援し、相場は終日堅調に推移した。独立記念日祭日の前日で短縮取引となる中、終盤にかけて上げ幅を拡大、ナスダックやS&P500種指数は連日で過去最高値を更新した。好調な米株市場を横目に、本日の日経平均は続伸して取引を開始した。朝方の買い一巡後は、指数は急速に上げ幅を縮小してマイナス圏に転落、その後プラス圏に浮上した。ただ、後場は再度マイナス圏に転落する場面も見られ、前日終値を挟んでもみ合う展開となった。朝方に4万円台に乗せる場面がみられたが、利益確定や戻り待ちの売りも目立ち、トランプ米政権の相互関税の上乗せ分の停止期限を9日に控え、日米関税交渉の先行き不透明感が引き続き投資家心理の重石となった。また、本日の米株市場は独立記念日のため休場となるため、週末要因も相まって後場は手掛かり材料に乏しかった。
大引けの日経平均は前日比24.98円高の39810.88円となった。東証プライム市場の売買高は15億5102万株、売買代金は3兆8803億円だった。業種別では、電気・ガス業、銀行業、証券・商品先物取引業などが値上がり率上位、海運業、鉄鋼、非鉄金属などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライム市場の値上がり銘柄は48.2％、対して値下がり銘柄は46.5％となっている。
値上がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約39円押し上げた。同2位は東エレクとなり、コナミG、ソフトバンクG、ダイキン、中外薬、信越化などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約23円押し下げた。同2位はTDKとなり、京セラ、フジクラ、ディスコ、東京海上、HOYAなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 39810.88(+24.98)
値上がり銘柄数 97(寄与度+187.74)
値下がり銘柄数 127(寄与度-162.76)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 10675 145 39.17
東エレク 27175 125 12.66
コナミG 20510 300 10.13
ソフトバンクG 10700 50 10.13
ダイキン工業 17905 290 9.79
中外製薬 7125 89 9.02
信越化 4874 52 8.78
良品計画 6920 246 8.31
KDDI 2485 19.5 7.90
ソニーG 3688 31 5.23
リクルートHD 8203 51 5.17
SCREEN 12045 380 5.13
テルモ 2481 15 4.05
味の素 3955 51 3.44
キーエンス 57000 970 3.28
任天堂 13200 90 3.04
富士通 3455 86 2.90
セコム 5252 39 2.63
SMC 52160 730 2.46
トレンドマイクロ 9678 72 2.43
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 47660 -290 -23.50
TDK 1619 -13.5 -6.84
京セラ 1674 -24 -6.48
フジクラ 7520 -185 -6.25
ディスコ 40550 -900 -6.08
東京海上HD 5900 -106 -5.37
HOYA 16635 -295 -4.98
トヨタ自動車 2484.5 -27 -4.56
ニデック 2659 -61 -3.30
レーザーテック 18655 -235 -3.17
資生堂 2627 -90 -3.04
三井不動産 1378 -30 -3.04
日東電工 2713 -16.5 -2.79
三菱商事 2919.5 -27 -2.73
ソシオネクスト 2678 -80 -2.70
7＆iHD 2249 -24.5 -2.48
スズキ 1657 -17.5 -2.36
三菱重工業 3395 -68 -2.30
富士フイルム 3080 -22 -2.23
オムロン 3640 -65 -2.19