東証グロース市場指数 966.93 -0.84/出来高 2億7102万株/売買代金 2651億円
東証グロース市場250指数 747.50 -0.98/出来高 1億7962万株/売買代金 2321億円
本日のグロース市場では、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数がそろって小幅続落。値上がり銘柄数は263、値下がり銘柄数は305、変わらずは38。
11日の米国市場でダウ平均は279.13ドル安の44371.51ドル、ナスダックは45.13ポイント安の20585.53で取引を終了。トランプ政権がカナダに35%関税率を通知、関税策による経済やインフレへの影響が懸念され、寄り付き後、下落。シカゴ連銀のグールズビー総裁が新たな関税の脅威が利下げを遅らせかねないと言及、インフレ長期化で連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ期待も後退し、終日軟調に推移した。
東証グロース市場指数は前週末終値水準から始まった。朝方には972.53ptまで上昇する場面も見られたが、その後は急失速してマイナス転換。ただし、全体として様子見ムードの中で大きく弱含むこともなく、前週末終値を挟んでの方向感に欠ける展開が続いた。
個別では、16.47%安となったアイデミーが下落率トップに。26年5月期の最終赤字幅拡大見通しで失望売りが出たようだ。25年8月期予想を上方修正するも短期的な出尽くし感が優勢となったペイクラウド、26年5月期見通しの発表を受けてCocoliveなども大幅に下落。売買代金上位銘柄では、トライアル、Aiロボティクスなどが下落。その他値下がり率上位銘柄では、D&Mカンパニー、カルナバイオ、WillSmartなどがランクイン。
一方、25.43%高となったロゴスHDが上昇率トップに。25年5月期通期業績予想の上方修正を発表したことが材料視された。25年8月期第3四半期の好業績と自社株買いの発表が材料視されたアイドマHD、25年8月期通期業績予想の上方修正を発表したココナラなどもそれぞれ大きく買われた。売買代金上位銘柄では、データセク、FFRIセキュリティなどが上昇。その他値上がり率上位銘柄では、TORICO、ARアドバンスト、イメージ情報開発などがランクイン。
なお、東証グロース市場Core指数の構成銘柄では、TKPやispaceなどが下落した反面、フリーなどが上昇。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 205A|ロゴスHD | 1445| 293| 25.43|
2| 7138|TORICO | 1512| 300| 24.75|
3| 7373|アイドマHD | 2479| 475| 23.70|
4| 5578|ARアドバンスト | 2722| 500| 22.50|
5| 3803|イメージ情 | 600| 86| 16.73|
6| 3664|モブキャスト | 56| 8| 16.67|
7| 3987|エコモット | 565| 70| 14.14|
8| 2334|イオレ | 3860| 410| 11.88|
9| 4178|Sイノベーション | 864| 90| 11.63|
10| 2981|ランディックス | 1867| 187| 11.13|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 5577|アイデミー | 761| -150| -16.47|
2| 189A|D&Mカンパニー | 840| -142| -14.46|
3| 4015|ペイクラウドHD | 774| -115| -12.94|
4| 4572|カルナバイオ | 305| -43| -12.36|
5| 175A|ウィルスマート | 1020| -129| -11.23|
6| 137A|Cocolive | 1396| -154| -9.94|
7| 198A|ポストプライム | 665| -70| -9.52|
8| 7694|いつも | 1039| -109| -9.49|
9| 4057|インタファクトリ | 511| -52| -9.24|
10| 2586|フルッタ | 291| -29| -9.06|