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日経平均は反落、朝方4万円到達も参院選控えて軟調推移

前日17日の米国株式市場は続伸。小売売上高が予想を上回ったほか、週次新規失業保険申請件数も減少し労働市場の底堅さを示す良好な経済指標を受け、ポジティブな動きに。主要企業の決算を好感した買いも支援し、相場は終日堅調に推移した。ナスダックは連日で過去最高値を更新した。米株市場を横目に、本日の日経平均は続伸して取引を開始。ただ、心理的な節目として意識される4万円をつけると、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もあった。20日投開票の参院選や日米関税交渉などを巡る不透明感が引き続き意識され、前場中ごろからはマイナス圏で軟調推移。その後、大引けまで軟調推移を継続し、39800円付近で小動きとなった。ディスコの急落で半導体関連が総じて上値を重くし、指数の押し下げ要因となったほか、週末に控える参院選の行方を見極めたいという向きもあり、一部投資家の様子見姿勢も意識されやすかった。また、東京市場は明日から3連休となることから、積極的な買いを見合わせる向きもあった。

 大引けの日経平均は前日比82.08円安の39819.11円となった。東証プライム市場の売買高は14億8535万株、売買代金は4兆45億円だった。業種別では、不動産業、空運業、パルプ・紙などが下落する一方で、情報・通信業、証券・商品先物取引業、非鉄金属などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は33.4%、対して値下がり銘柄は63.8%となっている。

 個別では、7-9月期の業績見通しをネガティブ視されたディスコのほか、アドバンテなどの一部の半導体関連株が軟調に推移。また、三菱重工業、サンリオ、川崎重工業、ファーストリテ、任天堂、トヨタ自動車、ソニーグループ、IHIなどが下落した。ほか、東京製鐵、東洋エンジニア、GMOインターネットなどが値下がり率上位となった。

 一方、東エレク、良品計画、レーザーテック、日立、リクルートHD、ソフトバンクグループ、フジクラ、古河電工、SBIホールディングスなどが上昇した。ほか、SBIHDなどへの割当増資を実施するアドバンスクリエイトが急騰、YTL、宮越ホールディングス、ノリタケなどが値上がり率上位となった。

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