18日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり104銘柄、値下がり119銘柄、変わらず2銘柄となった。
前日17日の米国株式市場は続伸。小売売上高が予想を上回ったほか、週次新規失業保険申請件数も減少し労働市場の底堅さを示す良好な経済指標を受け、ポジティブな動きに。主要企業の決算を好感した買いも支援し、相場は終日堅調に推移した。ナスダックは連日で過去最高値を更新した。
米株市場を横目に、本日の日経平均は続伸して取引を開始。ただ、心理的な節目として意識される4万円をつけると、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もあった。20日投開票の参院選や日米関税交渉などを巡る不透明感が引き続き意識され、前場中ごろからはマイナス圏で軟調推移。その後、大引けまで軟調推移を継続し、39800円付近で小動きとなった。ディスコの急落で半導体関連が総じて上値を重くし、指数の押し下げ要因となったほか、週末に控える参院選の行方を見極めたいという向きもあり、一部投資家の様子見姿勢も意識されやすかった。また、東京市場は明日から3連休となることから、積極的な買いを見合わせる向きもあった。
大引けの日経平均は前日比82.08円安の39819.11円となった。東証プライム市場の売買高は14億8535万株、売買代金は4兆45億円だった。業種別では、不動産業、空運業、パルプ・紙などが下落する一方で、情報・通信業、証券・商品先物取引業、非鉄金属などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は33.4%、対して値下がり銘柄は63.8%となっている。
値下がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約140円押し下げた。同2位はディスコとなり、ファーストリテ、ソニーG、テルモ、7&iHD、住友不などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約108円押し上げた。同2位は中外薬となり、東エレク、TDK、コナミG、良品計画、味の素などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 39819.11(-82.08)
値上がり銘柄数 104(寄与度+214.68)
値下がり銘柄数 119(寄与度-296.76)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 11230 535 108.39
中外製薬 7004 84 8.51
東エレク 27850 80 8.10
TDK 1675 15 7.60
コナミG 20645 225 7.60
良品計画 6800 171 5.77
味の素 3992 66 4.46
荏原製作所 2965.5 122 4.12
日立製作所 4343 107 3.61
リクルートHD 8084 34 3.44
KDDI 2463.5 8 3.24
信越化 4681 19 3.21
ファナック 3809 19 3.21
レーザーテック 17475 215 2.90
セコム 5355 41 2.77
イオン 4673 74 2.50
フジクラ 8085 69 2.33
日本製鋼所 8502 293 1.98
日立建機 4375 53 1.79
キッコーマン 1307 8.5 1.44
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 11185 -520 -140.46
ディスコ 42840 -4130 -27.89
ファーストリテ 44310 -210 -17.02
ソニーG 3565 -68 -11.48
テルモ 2418.5 -28.5 -7.70
7&iHD 1933 -74.5 -7.55
住友不動産 5291 -209 -7.06
スズキ 1622.5 -30 -4.05
東京海上HD 5885 -73 -3.70
トレンドマイクロ 9406 -89 -3.01
バンナムHD 4548 -29 -2.94
ベイカレント 8293 -169 -2.85
三井不動産 1330.5 -28 -2.84
大塚HD 6581 -80 -2.70
大和ハウス工業 4880 -79 -2.67
武田薬品工業 4341 -71 -2.40
塩野義製薬 2492.5 -23 -2.33
ニトリHD 13105 -125 -2.11
SMC 49950 -490 -1.65
ブリヂストン 5992 -48 -1.62